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「帯状疱疹を発症しやすい人の特徴」はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/04/07
帯状疱疹を発症しやすい人の特徴

帯状疱疹は、皮膚に赤みや水ぶくれが帯状に広がり、強い痛みを伴うことが多いウイルス性感染症です。この疾患の原因となるのは、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスであり、子どもの頃に水ぼうそうにかかった経験がある方なら、誰もが将来的に帯状疱疹を発症する可能性があります。

帯状疱疹は50歳以上の中高年層に多く見られますが、年齢だけでなく、慢性疾患やストレス、疲労の蓄積、免疫抑制状態など、さまざまな要因が関係しています。症状は皮膚の痛みだけでなく、神経に沿った激しい痛みや、治癒後にも残る神経痛など、生活の質を大きく損なうことがあります。

「なぜ水ぼうそうが治った後に帯状疱疹が発症するのか?」「予防は可能なのか?」「発症したらどうすればいいのか?」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、帯状疱疹を発症しやすい人の特徴を、Q&A形式でわかりやすく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「帯状疱疹の原因」はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医・指導医、日本緩和医療学会認定登録医、禁煙サポーター

帯状疱疹を発症しやすい人の特徴

帯状疱疹を発症しやすい人の特徴

帯状疱疹の発症率を教えてください

帯状疱疹は、年齢とともに発症リスクが高まる病気です。特に50歳を過ぎると発症率が急増し、50代では年間1,000人あたり約5人、60代では約7人が発症しています。70代では約8.7人、80代でも約8.4人と高い水準が続いており、高齢になるほど注意が必要です。日本では85歳までに帯状疱疹を経験する方がおよそ2人に1人とされており、決して珍しい病気ではありません。

帯状疱疹を発症しやすい人に特徴はありますか?

帯状疱疹を発症しやすい方の特徴には、主に免疫力の低下が関係しています。がん、糖尿病、腎不全、自己免疫疾患などの持病を持つ方や、ステロイドや免疫抑制剤などを使用している方は、免疫力が落ちやすいため発症リスクが高まります。

また、精神的・肉体的ストレスが蓄積している方、慢性的な睡眠不足に悩まされている方も要注意です。最近では新型コロナウイルス感染後に帯状疱疹を発症するケースも報告されており、免疫の変調との関連性が指摘されています。

帯状疱疹になりにくい人の特徴を教えてください

帯状疱疹になりにくい方は、日常的に健康的な生活を維持している傾向があります。規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけていること、適度な運動を取り入れていることが大切です。

帯状疱疹の予防法

帯状疱疹の予防法

帯状疱疹の発症を防ぐ方法はありますか?

帯状疱疹の発症予防に有効とされているのが、ワクチン接種です。現在、日本で承認されているワクチンには、生ワクチン不活化ワクチンの2種類があります。特に不活化ワクチンは、免疫力が低下している方にも接種できるため、医師と相談のうえで適切な選択が重要です。

ワクチン以外の予防法を教えてください

帯状疱疹は、免疫力が低下したときに発症しやすくなるとされています。そのため、日頃から体調を整えることが予防の基本となります。規則正しい生活を送り、バランスの取れた食事を心がけるとともに、十分な睡眠と適度な運動を取り入れることが重要です。また、ストレスの蓄積も免疫力の低下につながるため、自分なりの方法でリラックスする時間を持つことがすすめられます。

編集部まとめ

編集部まとめ

 帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことのある方すべてに発症の可能性がある病気です。ウイルスが体内に潜伏し続けているため、年齢や健康状態に応じていつ再活性化してもおかしくありません。特に高齢者や免疫力の低下している方では重症化しやすく、帯状疱疹後神経痛などの後遺症を残すケースもあります。

帯状疱疹を防ぐには、予防接種が有効であり、50歳以上の方には積極的に接種がすすめられています。それに加えて、生活習慣の改善やストレス管理も、免疫力を保つうえで欠かせません。

もし発症した場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重症化や長期的な痛みを避けるための鍵となります。早期対応と日常的な健康管理によって、帯状疱疹の影響を最小限にとどめましょう。

この記事の監修医師

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