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「糖尿病の初期症状」はご存知ですか?受診のサインとなる症状も解説!【医師監修】

 公開日:2026/04/05
糖尿病の前兆と受診サイン

みなさんはどのような症状が出たら糖尿病を疑いますか。また、すでに糖尿病と診断されている場合、どのような症状が出たら病院を受診すべきでしょうか。今回は、糖尿病の進行度合いに応じた症状や合併症の症状を解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「糖尿病の初期症状」はご存知ですか?進行すると現れる症状も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

上田 莉子

監修医師
上田 莉子(医師)

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関西医科大学卒業。滋賀医科大学医学部付属病院研修医修了。滋賀医科大学医学部付属病院糖尿病内分泌内科専修医、 京都岡本記念病院糖尿病内分泌内科医員、関西医科大学付属病院糖尿病科病院助教などを経て現職。日本糖尿病学会専門医、 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本医師会認定産業医、日本専門医機構認定内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医、内科臨床研修指導医

糖尿病の前兆と受診サイン

糖尿病の前兆と受診サイン

糖尿病はどのような病気ですか?

インスリンの効きが悪いか、インスリンそのものが枯渇傾向になると、血糖値が持続的に高くなります。その結果、全身の血管が損傷するのが、糖尿病という病気です。特に血管の多い臓器や、細い血管に栄養される組織、心臓や脳などの太い血管もまた損傷されることが有名です。

糖尿病では、5年から10年の高血糖の期間を経て、足の先の末梢神経、眼の奥にある網膜腎臓などに障害を認めるようになることが多いです。
それだけでなく、脳や心臓を栄養するやや太めの血管にも障害がおき、脳梗塞脳出血狭心症心筋梗塞が起こりやすくなるのも特徴です。

糖尿病の前兆を教えてください

糖尿病は罹患しても初期ではあまり症状がなく、前兆として症状を実感するのは困難です。このため、健康診断などの血液検査で定期的に血糖値やHbA1cの値を測定し糖尿病になっていないかをチェックするのが大切です。

瘦せていても糖尿病に罹患する場合はもちろんありますが、肥満や脂肪肝を契機に糖尿病を発症する方もいます。糖尿病を発症するかどうか不安な方は、普段から適正な体重を目指すため、まず体重計に乗って体重変化やBMIを今一度確認してみるのもよいかもしれません。

どのような症状があったら受診すべきですか?

傷が治りにくいことを契機に受診された方が、糖尿病の診断に至ったというケースを何度か経験したことがあります。
喉が異常に乾く飲んでいる水分量が異様に多い尿量や尿回数が多い、なども診断の一助となるでしょう。

または、血糖値が高いことで急な体重減少が起こることがあり、意図しない体重変動があった場合には注意が必要である可能性があります。これらの症状が出ていたら、高血糖が持続している可能性が高いです。早めに病院を受診しましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

 糖尿病と診断されても、長い間目立った症状がありません。糖尿病は困らないことに困る病気とよく説明します。困ったことが起こったときには、もう取り返しのつかないところまで進んでしまっていることが多いためです。困っていないときにもしっかり治療をすることが肝心です。

まだ糖尿病ではないけれど、血のつながった家族に2型糖尿病の方が多いなどの場合、遺伝素因と環境素因で2型糖尿病を発症する可能性は高いといえます。

2型糖尿病の家族歴がある方は、健康診断などでなるべく早く高血糖をとらえ、病院にかかることが大切です。

もしくは、口渇多飲多尿体重減少易疲労感などの高血糖症状があった場合は、高血糖が持続している可能性が高いので、期間をあけずに病院を受診するようにしましょう。

参考文献

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