何を一定にとると「メニエール病」の予防になる?医師が解説!

メニエール病という名前を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。メニエール病は治療と並行し、食生活を含む生活習慣の見直しが回復や再発防止に重要とされています。
この記事では生活習慣のなかでも特に食事に着目し、メニエール病の症状を軽減するための情報を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「メニエール病」の方が避けた方がいい「食べ物」はご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
五藤 良将(医師)
目次 -INDEX-
メニエール病の予防法やかかりやすさ

メニエール病の予防法はありますか?
- 生活リズムを整える
- 心身ともにリラックスする
- 脳神経によい栄養素を意識的に取る
生活リズムを整えることで、自律神経のバランスが保たれやすくなります。特に起床時間と就寝時間を適切な時間で一定にすることを心がけましょう。睡眠をしっかりとることは大切ですが、長く寝ればよいわけではありません。寝不足や寝だめを避けることが大切です。食事も毎日決まった時間にとることで、生活リズムがより安定します。
疲れを感じていなくても、定時に就寝するよう意識しましょう。常にストレスや緊張にさらされていると、気付かないうちに疲労がたまってしまいます。好きなことに没頭したり運動したりして、身体だけでなく心も解放される時間を作るよう意識しましょう。めまいの緩和に効果があるとされている代表的な栄養素は、ビタミンB群です。豚肉・豆類・貝類を積極的にとりましょう。
メニエール病は栄養不足だとかかりやすくなりますか?
特定の栄養素や食品だけを大量に摂取したり、極端に避けたりすると栄養バランスは偏ってしまいます。メニエール病は内耳の水分量が増えることで症状が悪化しやすくなるため、塩分の摂取を控え、水分管理にも注意が必要です。
食生活の乱れとメニエール病の罹患には相関関係がありますか?
また、朝食を抜いたり寝る直前にまとめて食べたりすると、生活リズムの乱れから睡眠不足や疲労につながります。メニエール病は生活習慣の改善によって症状が改善することもある病気です。睡眠不足や慢性的な疲労は、メニエール病の発生リスクを高める可能性があります。
メニエール病に罹患した際の注意点はありますか?
体調の変化を感じたら、症状が悪化する前に早めに専門医を受診しましょう。睡眠不足やストレス、運動不足のように生活のなかで改善できることもあります。睡眠時間を確保し疲れを貯めないようにしましょう。ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、運動不足の解消に加え、ストレス軽減にも効果的です。適切な治療と生活改善で症状をうまくコントロールしましょう。
編集部まとめ

メニエール病は、内耳の内リンパ液が過剰になる「内リンパ水腫」が原因とされる疾患で、発作性めまい・耳鳴り・難聴を三主徴とします。多くの場合、薬物治療とともに食生活の工夫を行うことで症状の改善を目指します。
メニエール病で避けたい食品には、カフェインを含むコーヒーやハイカカオチョコレートがあります。一方、積極的に摂取したい食品は、マグネシウムやビタミンBを豊富に含む魚介類や豆類などです。
ただし、特定の食品だけに偏りすぎるのもよくありません。暴飲暴食を避けてバランスのよい食事を心がけましょう。適切な水分補給と塩分の摂取制限は、メニエール病の症状の管理に有効とされています。
メニエール病は、早期に適切な診断と治療を受けることで、多くの場合改善が期待できます。しかし、症状を繰り返す特徴もあるため、疲れやストレスをためないよう睡眠時間やリラックスする時間を作りましょう。
適切な治療と食生活の工夫によって、メニエール病のつらい症状を和らげましょう。