「痛風の痛み」が出たときどのように対処したらいいの?【医師監修】

「足の指が突然腫れて激痛が走る…」そんな経験はありませんか?それはもしかしたら痛風かもしれません。痛風は、放置すると関節の変形や腎臓病など、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。
本記事では痛風の治し方について以下の点を中心にご紹介します。
- 痛風の対策・予防
痛風の治し方について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
※この記事はメディカルドックにて『「痛風の治し方」はご存知ですか?予防に効果的な食べ物や飲み物も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)
痛風の対策・予防

痛風の痛みへの対処法を教えてください
まず、患部を心臓より高い位置に保ち、なるべく動かさず安静を保つようにしましょう。腫れや熱感がある場合は、保冷剤などで冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。
次に、水分をしっかり摂ることも大切です。水分摂取により尿量が増え、体内の尿酸を効率よく排出することにつながります。ただし、糖分が含まれている清涼飲料は避け、水やお茶などのカロリーのない飲み物を選びましょう。
また、市販の解熱鎮痛薬を使用することで一時的に痛みを和らげられますが、効果が不十分な場合や強い痛みが続く場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診することが重要です。
痛風の予防法を教えてください
まず、「1日3食・腹八分目」を基本とし、過食を避けましょう。高カロリーな揚げ物や甘い菓子類、アルコールは控えめにし、魚卵や内臓などプリン体が含まれている食品は摂取頻度を抑えることが大切です。
加えて、野菜や海藻、牛乳などアルカリ性食品を取り入れることで、尿酸の排出が助けられます。水分は1日2Lを目安に取り、尿酸を体外へ排出しやすい環境を整えましょう。また、ウォーキングなどの有酸素運動やストレスケアも痛風予防に推奨されています。
痛風は再発しますか?
再発を繰り返すことで、足首や膝、手関節などほかの部位にも炎症が広がったり、慢性関節炎や痛風結節、尿路結石などの合併症が現れることもあります。そのため、痛みが引いても安心せず、継続した治療と生活改善を続けることが大切です。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
編集部まとめ

ここまで痛風の治し方についてお伝えしてきました。痛風の治し方の要点をまとめると以下のとおりです。
- 痛風は体内の尿酸が増え、関節に結晶として沈着することで激しい炎症を引き起こす病気で、特に足の親指の付け根に強い痛みが突然現れ、なかでも足の親指の付け根が痛む傾向がある
- 痛風は炎症と痛みを抑える治療が行われた後、尿酸値を安定させる治療で、尿酸の生成を抑える薬や排泄を促す薬が用いられる
- 痛風予防には、腹八分目の食事、プリン体の制限、十分な水分摂取、アルカリ性食品の摂取、有酸素運動やストレス対策が推奨されている
痛風は、体内の尿酸が増えることで関節に尿酸結晶が沈着し、激しい炎症と痛みを引き起こす病気です。特に足の親指の付け根に突然激痛が現れるのが典型的で、発作は数日で治まりますが、再発しやすく放置すると関節の変形や腎障害などの合併症を招く恐れがあります。
治療は発作時の炎症を抑える薬物療法と、発作後の尿酸値を管理する長期治療の2段階で行います。さらに、再発防止には食事・運動・水分補給などの生活改善も欠かせません。
これらの情報が痛風の治し方について知りたい方のお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。