何が含まれる食品を控えると「動脈硬化」を予防できる可能性が高まる?【医師監修】

普段当たり前のように食べているものでも、もしかしたら動脈硬化につながる食品があるかもしれません。本記事では、動脈硬化におすすめの栄養素や控えた方がよい栄養素を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「動脈硬化の予防」が期待できる「食品」はご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
動脈硬化と栄養素

動脈硬化対策で摂取を控えるべき栄養素は何ですか?
- 糖質(炭水化物)
- 脂質(飽和脂肪酸)
- コレステロール
- 塩分
- 砂糖
- トランス脂肪酸
これらの栄養素は身近な食品に多く含まれているため、当たり前のように食べているものが原因で動脈硬化にいたってしまう可能性があります。
動脈硬化対策で積極的に摂取すべき栄養素は何ですか?
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- タンパク質
- ポリフェノール
- 食物繊維
- カリウム
- ミネラル
- オメガ-3脂肪酸
これらの栄養素は、野菜や果物・全粒穀物・魚類などに含まれています。組み合わせ次第では、動脈硬化対策に特化した献立を作ることが可能です。動脈硬化対策のメニューを意識することで、栄養バランスの整った食事もしやすくなるでしょう。
編集部まとめ

本記事では、動脈硬化予防におすすめの食事を解説しました。動脈硬化の原因は、食習慣の乱れや肥満・喫煙・加齢・高血圧・過度な飲酒などさまざまな要因が考えられます。
特に食事においては、日頃からコレステロール値の高い食品を摂取している方は注意しなければなりません。
動脈硬化による病的疾患のリスクを下げるためには、バランスの整った食事を心がけることが重要です。
特に大豆製品や魚・野菜・海藻・きのこ・果物、未精製穀類などの食品は動脈硬化のリスク低下が期待できるといわれており、主食・主菜・副菜・汁の献立作りにも有効活用できます。
またわさびやショウガ・コショウ・唐辛子・山椒・カレー粉などの調味料や香辛料は塩の代用として使用することができ、減塩対策にもつながりやすくなります。
動脈硬化のリスクを下げるためにも、一日三食バランスよく食事をしましょう。