「動脈硬化」はどんな病気?【医師監修】

本記事では、動脈硬化の概要を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「動脈硬化」を発症すると「足にどんな初期症状」が現れるかご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
吉川 博昭(医師)
動脈硬化について

動脈硬化とはどのような病気ですか?
動脈硬化の種類について教えてください。
- 粥状動脈硬化(アテローム動脈硬化)
- 細動脈硬化
- 中膜硬化(メンケルベルグ型硬化)
粥状動脈硬化(アテローム動脈硬化)は、大動脈など太い動脈で起こり、血管内にコレステロールなどの物質が蓄積して血流が悪くなってしまう症状です。細動脈硬化は、脳や臓器内の細い動脈が硬化する症状で、進行すると脳出血などのリスクが高まります。中膜硬化は、血管壁を構成する中膜の部分が石灰化して、動脈の弾力が失われてしまう症状です。いずれの動脈硬化も、動脈が破裂したり詰まったりするリスクが高まるため、早めの治療が重要になります。血管に沈着した粥腫が流れ出して、血管の細い部分に詰まってしまうことを梗塞といいます。心血管で起こる梗塞が心筋梗塞、脳血管で起こる梗塞が脳梗塞です。また、下半身で起こる梗塞を伴う動脈硬化を、下肢閉塞性動脈硬化といいます。
編集部まとめ

足の動脈硬化である下肢閉塞性動脈硬化の初期症状や、治療法を解説してきました。
動脈硬化は代表的な生活習慣病で、適切に治療しなければ心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる事態になる場合も少なくありません。
また、足が壊死して失うことになると、生活の質が大きく低下してしまいます。
足を切断した患者さんのうち、30%が2年以内に死亡しているという報告もあり、早めの治療で足を守ることは命を守ることにもつながります。
足のしびれや歩行時の痛みを感じたら、早めに近くの医療機関に相談しましょう。