「パニック障害の症状」はご存知ですか?原因についても解説!【医師監修】

現代社会は、ストレス社会といわれるほどストレスに溢れています。心身ともにストレスを抱えることで、精神的に病んでしまう方は少なくありません。
パニック障害は、日常生活の過度なストレスが原因で発作が起きる病気です。
この記事では、パニック障害の原因や症状を解説していきます。
※この記事はメディカルドックにて『「パニック障害の症状」はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
目次 -INDEX-
パニック障害の原因や症状

パニック障害の原因を教えてください。
- 自律神経を統御する脳幹部
- 予期不安は情動などを司る扁桃体を中心とした大脳辺縁系
- 広場恐怖による逃避行動などには前頭葉
本来は命を守るための脳のアラーム(警告)機構が障害されたことで、発作が起こるのではないかという指摘があります。こうした脳の機能異常を引き起こしやすい環境要因は、本人の性格傾向やストレスフルな日常生活、過去のトラウマ(心的外傷)などです。その他にノルアドレナリン・セロトニン・GABA(r-アミノ酪酸)・グルタミン酸などの脳内の神経伝達物質、体質なども発症と関係しているとされています。
パニック発作が起こるとどのような症状が出ますか?
- 胸の痛みや不快感
- 窒息感
- めまい・ふらつき・気が遠くなる
- 死への恐怖
- 正気を失うことや自制を失うことへの恐怖
- 非現実感・違和感・外界への遊離感
- ほてりや悪寒
- 吐き気・腹痛・下痢
- しびれまたはピリピリ感
- 動悸または頻脈
- 息切れまたは呼吸困難
- 発汗
- 振戦またはふるえ
症状は通常10分以内にピークに達し、数分ほどで徐々に改善します。その後は、ひどい発作がまた起こることへの恐怖心が残りますが、医師の診察を受けても身体的な症状はほとんど見られません。
パニック障害の予後不安について教えてください。
- 電車
- 飛行機
- 高速道路
- 人混み
- 頼れる人がいない状況
- 一人で出かけること
- エレベーター
- 映画館
混雑している場所やすぐ逃げられない場所、一人になる状況を避けるようになる傾向です。
パニック障害の広場恐怖について教えてください。
編集部まとめ

パニック障害は、日常生活で過度なストレスを受けることで突然強い不安や恐怖に襲われ、動悸・頻脈・発汗・息苦しさを起こす不安障害の一種です。
パニック発作が起きてしまった際には、命に関わらない病気ということを知ったうえで、慌てずにリラックスすることを意識しましょう。
パニック障害は早期治療で回復が可能な病気です。自身や家族で気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ受診しましょう。
パニック障害は、日常生活のストレスや頑張りすぎてしまう気質が原因とされています。日常生活のなかで、リラックスして過ごす時間を意識して作り、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。