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「パニック障害の症状」はご存知ですか?原因についても解説!【医師監修】

 公開日:2026/03/30
パニック障害の原因や症状

現代社会は、ストレス社会といわれるほどストレスに溢れています。心身ともにストレスを抱えることで、精神的に病んでしまう方は少なくありません。

パニック障害は、日常生活の過度なストレスが原因で発作が起きる病気です。

この記事では、パニック障害の原因や症状を解説していきます。

※この記事はメディカルドックにて『「パニック障害の症状」はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 有毅

監修医師
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

パニック障害の原因や症状

頭を抑える女性

パニック障害の原因を教えてください。

パニック障害の原因については、はっきりとした原因がわかっていません。パニック障害の原因としては、ストレスや危険を感知する扁桃核という脳の一部分の働きが弱まり、自律神経の過剰な興奮を起こすことによって生じると考えられています。パニック発作は脳の機能障害が引き起こし、以下3つの脳の部分が関係しているという考えがあります。

  • 自律神経を統御する脳幹部
  • 予期不安は情動などを司る扁桃体を中心とした大脳辺縁系
  • 広場恐怖による逃避行動などには前頭葉

本来は命を守るための脳のアラーム(警告)機構が障害されたことで、発作が起こるのではないかという指摘があります。こうした脳の機能異常を引き起こしやすい環境要因は、本人の性格傾向やストレスフルな日常生活、過去のトラウマ(心的外傷)などです。その他にノルアドレナリン・セロトニン・GABA(r-アミノ酪酸)・グルタミン酸などの脳内の神経伝達物質、体質なども発症と関係しているとされています。

パニック発作が起こるとどのような症状が出ますか?

パニック発作では、強い恐怖や不快感に加えて、以下の身体症状と精神症状のうち4つ以上の症状が突然現れます

  • 胸の痛みや不快感
  • 窒息感
  • めまい・ふらつき・気が遠くなる
  • 死への恐怖
  • 正気を失うことや自制を失うことへの恐怖
  • 非現実感・違和感・外界への遊離感
  • ほてりや悪寒
  • 吐き気・腹痛・下痢
  • しびれまたはピリピリ感
  • 動悸または頻脈
  • 息切れまたは呼吸困難
  • 発汗
  • 振戦またはふるえ

症状は通常10分以内にピークに達し、数分ほどで徐々に改善します。その後は、ひどい発作がまた起こることへの恐怖心が残りますが、医師の診察を受けても身体的な症状はほとんど見られません。

パニック障害の予後不安について教えてください。

予後不安は、パニック障害で見られる症状の1つです。パニック発作になったときの苦しさや怖さから、「また発作が起きたらどうしよう」と心配になることが多く見られます。予後不安を感じるため、以下のような状況を避けるようになります。

  • 電車
  • 飛行機
  • 高速道路
  • 人混み
  • 頼れる人がいない状況
  • 一人で出かけること
  • エレベーター
  • 映画館

混雑している場所やすぐ逃げられない場所、一人になる状況を避けるようになる傾向です。

パニック障害の広場恐怖について教えてください。

広場恐怖とは、広場が怖いという状態ではなく、発作が起こるかも知れないと感じる苦手な場所ができてしまった状態のことです。対象となる場所は患者さんによってさまざまで、複数の場所が苦手と感じるケースもあります。電車やバスなどに乗ることや、映画館などのように囲まれた場所、人混みにいることなどに強い不安や恐怖を感じることがほとんどです。広場恐怖の症状が軽い場合は、特定の1つか2つの状況を避けるだけで、問題なく日常生活が送れるケースもあります。症状が重い場合は、ほとんどの交通機関を利用できず、近場の必要な場所にしか出かけられないこともあります。

編集部まとめ

お茶を飲む女性

パニック障害は、日常生活で過度なストレスを受けることで突然強い不安や恐怖に襲われ、動悸・頻脈・発汗・息苦しさを起こす不安障害の一種です。

パニック発作が起きてしまった際には、命に関わらない病気ということを知ったうえで、慌てずにリラックスすることを意識しましょう。

パニック障害は早期治療で回復が可能な病気です。自身や家族で気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ受診しましょう。

パニック障害は、日常生活のストレスや頑張りすぎてしまう気質が原因とされています。日常生活のなかで、リラックスして過ごす時間を意識して作り、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

この記事の監修医師

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