「知的障害と発達障害の違い」はご存知ですか?それぞれの特徴も解説!【医師監修】
知的障害と発達障害はそれぞれ異なる特徴があります。知的障害は知的発達や言葉の発達に遅れがあるのに対し、発達障害は脳機能の発達がかたよっているためにさまざまな特性が現れる障害です。
二つの障害とも早期に発見し、個々の状態に合わせた養育と支援で社会性を身につけ、生活面を含め自立を目指す支援が行われています。
本記事では、知的障害と発達障害の特性や、診断につなげる方法や支援の種類をくわしく解説しています。
※この記事はMedical DOCにて『「知的障害と発達障害の違い」はご存知ですか?それぞれの特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
目次 -INDEX-
知的障害と発達障害の特徴と違い
知的障害とはどのような障害ですか?
発達障害とはどのような障害ですか?
- 広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、自閉スペクトラム障害)
- 学習障害(LD)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
発達障害は他人とコミュニケーションを取るのが苦手な方が少なくありません。発達障害の方には、じっとしていられなかったりこだわりが強かったり、行動面で周囲からは変わった方と思われてしまいがちです。誤解されやすいですが、決して親のしつけや学校の教育が悪いわけではありません。発達障害が見つかる時期は幼少期が少なくないですが、大人になって見つかるケースもあります。
知的障害と発達障害の主な違いは何ですか?
日常生活での違いはありますか?
編集部まとめ
知的障害と発達障害の違いを解説しました。二つの障害ともコミュニケーションが苦手な方が多く、集団生活では悩みを抱えがちです。
しかし、適切な養育と支援を受けられれば、まわりの手を借りず一人でできる範囲も増え自立に向かいます。就労支援もあり社会に出て働き、自立できる可能性が広がっていきます。
二次障害を引き起こさないためにも、気になる特性がある場合は一人で抱え込まず、まずは各都道府県の発達障害者支援センターに相談してみましょう。