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「橈骨神経麻痺」で手術するケースとは?治療法を医師が解説!

 公開日:2026/02/04
「橈骨神経麻痺」で手術するケースとは?治療法を医師が解説!

橈骨神経麻痺とはどのような疾患なのかご存じでしょうか。

上腕から手までの運動や知覚を担っている橈骨神経が、何らかの原因で圧迫されることによって起きる神経麻痺のことをいいます。

指先や手首の運動機能が障害されるため、日常生活に支障を与える可能性がある疾患です。

この記事では、橈骨神経麻痺について詳しく解説します。

手首が動かない・指が動かない・しびれがあるという症状に心当たりがある方は、橈骨神経麻痺を起こしている可能性が考えられます。

気になる方は最後までご覧ください。

※この記事はメディカルドックにて『「橈骨神経麻痺」の原因や症状はご存知ですか?腕や指のしびれに注意!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

佐藤 章子

監修医師
佐藤 章子(医師)

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[【経歴】
東京女子医科大学医学部卒業 / 川崎市立川崎病院整形外科初期研修医 / 東京女子医科大学東医療センター整形外科リウマチ科医療練士助教待遇 / 東京警察病院整形外科シニアレジデント / 医療法人社団福寿会整形外科 / 菊名記念病院整形外科 / 厚生中央病院整形外科 / 日本医科大学付属病院整形外科リウマチ科助教 / 国立国際医療研究センター国府台病院整形外科 / 現在は無所属だが大学院進学、リウマチ班のある大学への移籍を交渉中 / 専門は整形外科、リウマチ科 / 他に得意分野は骨粗鬆症治療と高齢者治療
【主な研究内容・論文】
リウマチ患者に対する生物学的製剤の治療成績の検討、人工肘関節弛緩術の治療成績の検討、精神科疾患を合併する整形外科手術症例の検討など
【保有免許・資格】
日本整形外科学会専門医、リウマチ認定医
臨床研修指導医

橈骨神経麻痺の治療

医者診療

橈骨神経麻痺の治療法を教えてください。

橈骨神経麻痺の治療は大きく分けて、手術をする方法保存療法の2つです。
事故やけがなどによる骨折・脱臼、ガングリオンなどの腫瘤が橈骨神経麻痺の原因となっている場合は、原因に対して早期に手術を行う必要があります。
神経損傷がある場合は、神経剥離手術・神経縫合手術・神経移植手術・腱移行手術などの手術を症状に合わせて行うことが検討されます。原因が明らかではない場合や回復が見込まれる場合は、保存療法を選択し3か月ほど様子をみることが一般的です
幹部を安静にして神経の圧迫を解除することで、自然に回復していきます。回復する過程を補助するために、ビタミン製剤や消炎鎮痛剤などを内服したり、装具を装着したり、運動療法を取り入れたりする場合もあります。
多くは数か月で改善しますが、改善しない・麻痺が進行してしまう場合は手術の適応になります。早い対応で早期回復が見込めますが、放置すると回復の可能性が低くなるので注意が必要です。

手術は必要ですか?

明らかな原因が、骨折や腫瘤によるものであれば早期に手術が必要です。先述しましたが「保存的に数か月経過をみても回復しない」または「麻痺が進行している」場合は手術を検討します。
橈骨神経麻痺を発症してから時間が経ってしまうと回復するのが困難になるため早めの対応が大切です。

どのくらいの期間で治りますか?

橈骨神経麻痺は神経の圧迫を解除することで、自然に回復していきます。3か月ほどで回復するケースがほとんどです。
手術をした場合は、手術後にリハビリなどを行いながら回復を目指していきます。治療期間については、専門の医師に確認するようにしましょう。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

橈骨神経麻痺は、神経の圧迫がなくなれば回復していく疾患です。すぐに回復する場合もありますが、数か月かかる場合もあります。焦らずに少しずつ治療を行っていくことが大切です。
橈骨神経麻痺を放置しておくと日常生活に支障が出てきてしまう可能性があります。また、回復の可能性も低くなってしまうため注意が必要です。
自己判断で様子をみたり我慢したりせず、気になる場合は早めに専門の医師に相談してください。

編集部まとめ

診察を受ける中高年の女性と医療スタッフ
今回は橈骨神経麻痺について解説しました。橈骨神経麻痺は日常生活の中で、誰でも発症する可能性がある疾患です。

腕枕を長時間していただけでも橈骨神経圧迫が起こり、神経麻痺になるというのには驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

橈骨神経麻痺は神経を圧迫している原因を取り除くことができれば、自然に回復する疾患です。

その反面、しびれや運動障害を放置しておくと症状が悪化し、回復するまでに時間がかかったり回復が難しくなったりします。

さらに症状が進行すると、日常生活にも支障が出る可能性が高くなるため、自己判断で様子をみようとするのも危険です。

腕や指のしびれがある・手首が動かない・感覚が鈍いなどの症状がある場合は、我慢せずに専門の医師に相談しましょう。

この記事の監修医師

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