何が不足すると「ブシャール結節」に?”女性に多い指の病気”の予防法を医師が解説!
公開日:2026/02/01

手指の関節がズキズキ痛んだり、変形し始めたりと変化を感じたら要注意です。ブシャール結節は聞き慣れない名前かもしれませんが、誰でも罹患する可能性がある病気です。
年齢のせいと放置していると、ますます悪化の一途をたどることになります。40代以降の女性に多くみられる疾患で、手に負荷がかかる作業も原因といわれています。
もし当てはまる症状が現れても、状態に応じた治療で症状の改善が可能になってきましたので、是非諦めずに治療しましょう。この記事が参考になりましたら幸いです。
※この記事はメディカルドックにて『「ブシャール結節」を発症しやすい年齢層や性別はご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
目次 -INDEX-
ブシャール結節のリハビリと予防

ブシャール結節のリハビリではどのようなことを行いますか?
保存療法としてテーピングなどで第二関節を固定しておく方法があります。固定用装具またはテーピングを1~2ヵ月終日装着し、痛みがある動作中のみ・夜間のみなど、痛みの状態に合わせて更に1~2ヵ月装着スケジュールを見直しながら、固定するリハビリです。
普段の生活の中で、装具を付けて作業をすることにより保存療法としてリハビリが可能です。関節の痛み・腫れ・熱が落ち着いてきたら関節を動かす練習を始め、手をお湯などで温め痛みに気を付けながら1日数回優しく動かします。人工関節置換術を受けた後のリハビリとして、術後約1週間は固定し、運動を開始していきます。
普段の生活の中で、装具を付けて作業をすることにより保存療法としてリハビリが可能です。関節の痛み・腫れ・熱が落ち着いてきたら関節を動かす練習を始め、手をお湯などで温め痛みに気を付けながら1日数回優しく動かします。人工関節置換術を受けた後のリハビリとして、術後約1週間は固定し、運動を開始していきます。
ブシャール結節を予防する方法はありますか?
手の疾患と女性ホルモンが大きく関わっていることが分かってきています。この女性ホルモンに似た成分を補うことで予防が可能です。女性ホルモンが不安定になる時期には妊娠期・出産期・更年期があり、特に40代以降~更年期にエストロゲンが低下します。
エストロゲンが不足すると、滑膜に炎症・腫れが起きて軟骨が摩耗ですり減り、骨が変形しやすくなるのです。ブシャール結節・へバーデン結節の予防と痛みの軽減に、エクオール含有サプリメントが有効であると報告されています。日本人女性の2人に1人は、体内で自らエクオールを生成するための酵素を持っていません。
そのためサプリメントで補うことが推奨されており、エクオールを摂取すると腱鞘炎の痛み・腫れが軽減したり予防できたりと、その効果に期待ができます。
エストロゲンが不足すると、滑膜に炎症・腫れが起きて軟骨が摩耗ですり減り、骨が変形しやすくなるのです。ブシャール結節・へバーデン結節の予防と痛みの軽減に、エクオール含有サプリメントが有効であると報告されています。日本人女性の2人に1人は、体内で自らエクオールを生成するための酵素を持っていません。
そのためサプリメントで補うことが推奨されており、エクオールを摂取すると腱鞘炎の痛み・腫れが軽減したり予防できたりと、その効果に期待ができます。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
ブシャール結節・へバーデン結節はリウマチと症状が似ていますので、血液検査・レントゲン検査で診断ができます。手の酷使も原因のひとつといわれており、調理人・ギタリスト・ピアニストなどの職業の方も注意が必要です。
また、水分摂取不足も関節に影響があるといわれており、気を付けなければなりません。コーヒー・緑茶のようなカフェイン飲料がお好きな方は、利尿作用により脱水しやすくなりますので体内が水分不足になりがちです。ノンカフェインも意識して摂ることをおすすめします。
手に関するお悩みは、整形外科や手の疾患専門である手外科に相談してみましょう。術後療法・リハビリまで相談できると安心です。
また、水分摂取不足も関節に影響があるといわれており、気を付けなければなりません。コーヒー・緑茶のようなカフェイン飲料がお好きな方は、利尿作用により脱水しやすくなりますので体内が水分不足になりがちです。ノンカフェインも意識して摂ることをおすすめします。
手に関するお悩みは、整形外科や手の疾患専門である手外科に相談してみましょう。術後療法・リハビリまで相談できると安心です。
編集部まとめ

ブシャール結節について解説しました。手指を使う職業の方など、30代でもブシャール結節やへバーデン結節に罹患する方もいらっしゃいます。
普段何気なく行っていることが指に力を入れると痛んで効率が下がり、タオルを絞る際や字を書くのも不便に感じ、ちょっとした作業もストレスになるのですね。
医学の進歩により以前よりも原因が解明されつつある病気で、サプリメントなど手軽に症状の緩和を図る手段もありますので、手指の変化に気づいたらまずは診察を受けましょう。
参考文献