「レビー小体型認知症」の治療法とは?薬の注意点や検査の流れを医師が解説!
公開日:2026/01/28

認知症の存在は多く知られていますが、認知症のタイプはさまざまな物が存在し症状や治療法も異なります。そのため、病院で正しい診断を受けることが認知症の進行を止めるためには必要不可欠です。
今回は3大認知症と呼ばれるものの中から、レビー小体型認知症について解説していきます。症状が認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症と異なる点が多く、受診に至るまでに時間がかかることも多い症状です。
※この記事はメディカルドックにて『「レビー小体型認知症」というパーキンソン病のような症状がある病気はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
プロフィールをもっと見る
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
レビー小体型認知症の診断や治療

どのような検査が行われますか?
主に行われる検査は、頭部CT・MRI検査・ダットスキャンなどがあげられます。
頭部の状況を把握するための検査が中心となりますが、主な原因となるレビー小体は脳だけでなく体内のさまざまな箇所に発生するため脳検査だけでは早期発見が困難です。そのため必要に応じて、シンチグラフィなどで心臓を始めとする臓器の検査を行います。
レビー小体型認知症は発症する症状が多岐に渡るため、病気の特定には多くの検査が必要です。確定するまで時間が掛かるとその分症状が進行するため、早期の検査が重要になります。
頭部の状況を把握するための検査が中心となりますが、主な原因となるレビー小体は脳だけでなく体内のさまざまな箇所に発生するため脳検査だけでは早期発見が困難です。そのため必要に応じて、シンチグラフィなどで心臓を始めとする臓器の検査を行います。
レビー小体型認知症は発症する症状が多岐に渡るため、病気の特定には多くの検査が必要です。確定するまで時間が掛かるとその分症状が進行するため、早期の検査が重要になります。
レビー小体型認知症はどのように診断されますか?
診断は頭部CTやMRI検査による検査だけでなく、神経学的診察と呼ばれる認知機能を評価する検査も重要です。
この検査は脳の言語機能が正常に機能しているかについてや、自律神経に問題はないかを調べるための検査で、口頭で答えるものから身体を動かす必要があるものも存在します。
これらの検査によって脳や神経がどのような状態かを確認することが、レビー小体型認知症の特定には重要です。
この検査は脳の言語機能が正常に機能しているかについてや、自律神経に問題はないかを調べるための検査で、口頭で答えるものから身体を動かす必要があるものも存在します。
これらの検査によって脳や神経がどのような状態かを確認することが、レビー小体型認知症の特定には重要です。
治療方法を教えてください。
レビー小体型認知症を根本から改善する治療法は、現在のところ存在しません。そのため症状に応じて治療方針を細かく決定し、本人に合わせた治療法を確立することが重要です。
アルツハイマー型認知症でも使用されているドネペジルや、幻覚・幻視・妄想の改善効果が期待できる抑肝散が広く利用されています。うつ症状対策として抗精神病薬の取り扱いには注意が必要です。
レビー小体型認知症の特徴の一つとして、抗精神病薬を服用するとかえって悪化する過敏性が指摘されています。投薬以外は生活環境を改善し転倒のリスクを軽減する事や、定期的な運動や他者との交流を行えるようにする環境作りが重要です。
アルツハイマー型認知症でも使用されているドネペジルや、幻覚・幻視・妄想の改善効果が期待できる抑肝散が広く利用されています。うつ症状対策として抗精神病薬の取り扱いには注意が必要です。
レビー小体型認知症の特徴の一つとして、抗精神病薬を服用するとかえって悪化する過敏性が指摘されています。投薬以外は生活環境を改善し転倒のリスクを軽減する事や、定期的な運動や他者との交流を行えるようにする環境作りが重要です。
編集部まとめ

部分もありますが、幻視や日によって症状に差が生まれるなどの違いがあり早期発見が難しいのが特徴です。
また投薬治療や生活の環境も大きく異なるため、本人に合わせて治療方針を柔軟に変更することが求められます。周囲の人の協力も必要不可欠です。
レビー小体型認知症は根気強く周囲と自身が向き合っていく必要があります。どのような生活を送っていきたいかをよく相談し、各種医療サービスを上手く使って治療を行っていきましょう。
参考文献