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腱鞘炎の一種「ドケルバン病」の検査法は?親指の痛みの治す方法も医師が解説!

 公開日:2026/02/03
腱鞘炎の一種「ドケルバン病」の検査法は?親指の痛みの治す方法も医師が解説!

ドケルバン病は、手首の親指側の腱鞘炎(けんしょうえん)の一種であり、腱鞘内の腱が圧迫されることで引き起こされます。

聞き慣れない病名のドケルバン症ですが、腱鞘炎は聞いたことがあるでしょう。

今回はドケルバン病の診断や治療方法について詳しく解説していきます。

※この記事はメディカルドックにて『「ドケルバン病」を発症すると現れる症状・予防法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

甲斐沼 孟

監修医師
甲斐沼 孟(上場企業産業医)

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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

ドケルバン病の診断や治療方法

手首へのテーピング

ドケルバン病の診断はどのように行われますか?

ドケルバン病の診断は、症状と身体的な評価に基づいて行われます。診断方法は症状の詳細な聴取・画像検査です。治療方法には、保護と安静・氷や湿布の利用・薬物療法・物理療法・手術治療があります。診断と治療は個々の症状に応じて行われ、早期の対応が重要です。
医師は患者の主訴や症状を詳しく聞き取ります。手首や親指の痛み・腫れ・動きの制限などについての情報を収集し、医師は手首と親指の範囲を動かす能力や力を評価します。
フィンケルシュタインテストと呼ばれる特定の動作を行わせ、痛みや制限の有無を確認するのです。フィンケルシュタインテストは、手首の痛みや制限された運動範囲を評価するために使用される検査になります。患者は手を握り親指を手のひら側に折りたたみながら他の指を手のひらに押し当て、手首を尺骨側に曲げるテストです。
この動作によって親指の腱鞘に負荷がかかり、痛みや不快感が生じる場合、ドケルバン病や親指の腱鞘炎の可能性が高いと考えられます。フィンケルシュタインテストは特に重要な手法であり、ドケルバン病の診断に役立つ指標となるでしょう。診断の正確性と適切な治療法を提供するために、医師の専門的な判断と経験が重要です。

治療方法を教えてください。

治療方法には下記のような方法があります。

  • 保存的治療
  • ステロイド注射療法
  • 手術治療

保存的治療とは、最初に行われる治療法になります。手首や親指を安静にし、負荷や動作を制限することが重要です。患部の安静化のために、添え木やサポート具を使用する場合もあります。
また、炎症を軽減するために湿布や消炎鎮痛剤の投薬治療が行われることもあるでしょう。ステロイド注射療法とは、炎症や腫れが強い場合に局所麻酔とともにステロイド注射が必要です。痛みや腫れが強く、保存的治療で改善が見られない場合に行うのです。
局所麻酔を使用しながら、炎症が起こっている腱鞘にステロイドの注射を行います。これにより、炎症・腫れ・痛みが軽減されることがあるでしょう。

手術が行われるケースはありますか?

保存的治療やステロイド注射が効果的でない場合は症状が改善せず、炎症や腫れが続く場合には手術が検討されます。力が入らないなど重度の症状がある場合や、手の機能が著しく制限されている場合には、手術によって腱鞘の切開や修復を行うのです。
また、再発を繰り返す場合や・保存的治療・ステロイド注射を行っても症状が再発する場合には、手術が選択されることがあります。

編集部まとめ

ガッツポーズする医師
ドケルバン病は手首や親指の痛みや腫れを引き起こす疾患ですが、予防や早期の対応によってそのリスクを軽減できます。

日常生活で手の負荷を軽減し、適切な姿勢と手の使い方に気を付けること、セルフケアや休息とストレス管理を行うことが重要です。

ご自身の手の健康を守るために、専門医の指導を受けながら積極的な予防とケアを行ってください。

この記事の監修医師

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