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「薬物依存症」は自分で気づける?セルフ診断の活用や入院・通院の目安を医師が解説!

 公開日:2026/03/04
「薬物依存症」は自分で気づける?セルフ診断の活用や入院・通院の目安を医師が解説!

薬物依存症という言葉はドラマ・映画・ニュースなどでよく耳にする症状ですが、一体どのような症状なのか実態を掴めていない方が多数を占めているかもしれません。

薬物依存症は覚せい剤・大麻・シンナーなどの過剰使用により引き起こされるものと思われがちですが、病気で医師から処方される薬やドラッグストアなどで売られている市販薬も薬物依存症の対象となりえます。

この記事では薬物依存症についての診断や治療方法を詳しく解説していきます。

※この記事はメディカルドックにて『「薬物依存症」の症状・見た目の特徴・後遺症はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 有毅

監修医師
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

薬物依存症の診断と治療

 
診断書

どのように薬物依存症と診断されますか?

薬物依存症かどうかは医師の診断で判明します。まず、ご自身が薬物依存ではないかと自覚があり医療機関を受診して診断されるというケースがあります。
薬物依存かどうかはインターネット上にあるセルフ診断がありますので、まずはそちらを利用してみても良いでしょう。薬物依存症の疑いが出ましたら、医師へ相談することをおすすめします。
次に違法薬物を摂取していた場合は警察に逮捕されたことをきっかけに薬物依存症かどうかの診断を受けるケースがあります。

治療方法を教えてください。

治療方法は大きく2つにわけられます。

  • 薬物療法
  • 認知行動療法

薬物療法は薬物の過剰摂取によって引き起こされる幻覚・妄想・興奮といった諸症状の治療のために用いられます。主に抗精神病薬が投与されることが多いです。
薬物療法は医師の処方に基づき行われ、また精神状態が不安定な場合は落ち着くまで入院での療法となります。
認知行動療法は重症でない方や精神状態が落ち着いてきた段階で行われる治療法です。
これは考え方や行動の仕方について見直す治療内容となっており、薬物に対する捉え方だけでなく、ご自身が抱えている問題にも焦点を当てて再発防止に役立てます。
また認知行動療法の中には、同じ悩みを抱えている患者さん同士でこれまでの経験をシェアしたり、治療中の気づきや体験を一緒に見直したりするというグループ療法もあります。

薬物依存症の治療薬について教えてください。

薬物依存症の治療薬には抗精神薬が使用されることが多いです。抗精神薬の中には幻覚・妄想・興奮などの症状を抑えるものがあります。
重度の薬物依存でもこの様な症状が出ることが多いため、抗精神薬の投与が有効とされています。

薬物依存症の治療期間を教えてください。

治療期間は症状の度合いによって違いが生じますが、2年程度とされています。これは通院期間の目安で、症状の度合いによって入院が必要な場合もあります。
入院期間の目安は薬物の解毒目的であれば2週間程度で、心理面や生活面での教育改善が目的であれば3ヶ月程度です。
これは病院の方針やご自身の症状によって変わってきますので、あくまで目安として、実際の治療期間は治療を受ける医療機関に確認すると良いでしょう。

編集部まとめ

薬
興味本位で摂取した薬物は一度始めてしまうと、そこから抜け出すことは容易ではありません。

初めは気分が高揚するだけであった状態が、いつしか薬物がないと不安を感じたり体調が悪くなったりしていきます。

依存状態にはまってしまうと、通常の生活が送れなくなるので、人間関係が壊れることもあれば、社会的信用を失うこともあります。

薬物を使用してしまって少しでも体調や行動の異変に気がつくようであれば、すぐに医療機関へ相談してください。

この記事の監修医師

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