お腹の違和感は「メネトリエ病」のサイン?胃がんの併発リスクもある病を医師が解説!

メネトリエ病は胃の皺壁(すうへき)と呼ばれるヒダが膨張し、浮腫・吐き気・体重減少・下痢・低蛋白血症などの症状があらわれる病気です。
無症状な場合もありますが、他に腹痛や食欲不振などの症状もあります。
たとえ症状が軽かったとしても、胃潰瘍や胃がんとの併発の恐れもあるため、注意の必要な病気なのです。
しかし、早期に適切な治療を行うことによって、合併症のリスクを下げる上に完治も目指せます。
今回の記事では、メネトリエ病の症状・発症の原因も解説します。
気になる症状のある方は受診をためらわずに、お近くの医療機関にご相談ください。
※この記事はメディカルドックにて『「メネトリエ病」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
メネトリエ病の症状と原因

メネトリエ病とはどのような病気ですか?
低蛋白血症は胃の粘膜から血液の蛋白質が漏れ出ることで起こります。原因は不明の場合が多いですが、ヘリコバクター・ピロリ菌などによる細菌感染・ストレス・自己免疫疾患などが関与していると言われているのです。
内視鏡や病変部位の生検を行うことにより診断され、食餌療法・薬物療法・手術によって治療されます。
また、症状が軽いからと言って受診をためらっていると、症状が悪化して治癒が困難になってしまう場合があります。また、胃がんや胃潰瘍との併発の可能性もあるため、早期の受診と適切な治療が必要になるでしょう。
症状を教えてください。
- 無症状
- 腹部不快感
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 食欲不振
- 下痢
メネトリエ病の症状は、ほとんどの場合軽度であり、特に痛みや不快感がないこともあります。
主な症状は、腹痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、食欲不振、下痢などです。また、胃の拡大が進行すると、食道や胃の内腔の内視鏡的検査で異常が確認されることもあります。
重度の場合、貧血や胃潰瘍のリスクが高まります。
発症の原因を教えてください。
また、肝硬変や胃がんなどの他の病気と関連している場合もあります。
ただし、全ての患者さんの原因が特定できるわけではなく、多くの場合は原因不明のまま治療が行われているのです。
どのような方がメネトリエ病になりやすいのでしょうか?
また、メネトリエ病は幼児期に発症する場合はサイトメガロウイルスとの関連が考えられています。
また、メネトリエ病は、胃がんや胃潰瘍を併発する可能性があるため、たとえ症状が軽度でも注意が必要です。
編集部まとめ

ここまで、メネトリエ病の症状・発症の原因・治療方法・合併症・食事の注意点も解説しました。
メネトリエ病は適切な医療を受けることに加えて、日々の食生活を見直す必要があります。
例えば、消化の良い蒸し野菜や魚などを積極的に摂りましょう。
また、胃に負担をかける脂っこいもの・辛いもの・アルコールは避けなければなりません。
そして、症状が軽いからといって受診をためらう方が多く、重症化に繋がる恐れがあります。
気になる症状がある場合は、症状の軽いうちにお近くの医療機関にご相談ください。
参考文献