胃が下がる「胃下垂」に治療は必要ない?検査法と治療法も医師が解説!
公開日:2026/02/06

胃下垂が原因で食欲がわかない・下腹部の張りが気になるといった症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
胃下垂とは胃が下腹部あたりまで、下に長く垂れ下がっている状態をいいます。胃が通常の形ではなくなるため消化機能が低下してしまいます。
自覚症状が少なく、必ずしも病気とはいえない症状が多いため自己判断が難しいです。
しかし、場合によって治療が必要になるケースもあるため注意が必要です。
本記事では、胃下垂の治療法などを詳しく解説しています。胃下垂に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「胃下垂」を確かめる方法・食事や日常生活で気を付けるポイントはご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
胃下垂の治療

胃下垂はどのように診断されますか?
胃下垂はレントゲンで検査され、胃の下端部分がおへそより下に垂れ下がる状態かどうかを確認します。レントゲンで内部を撮るためにバリウムを飲んで内部を造影します。バリウムであれば検査を受ける人への負担は少ないですが、何らかの異常があった場合には胃カメラでより詳しく診断する必要があるでしょう。
胃カメラは直接的に、口または鼻から内視鏡を入れていき、胃の内部を検査する方法です。バリウムより具体的に胃の内部を検査できますが、検査を受ける人への負担が高くなります。麻酔をして挿入しますが、胃カメラに抵抗がある方は、まずはバリウムでの検査をおすすめします。
胃カメラは直接的に、口または鼻から内視鏡を入れていき、胃の内部を検査する方法です。バリウムより具体的に胃の内部を検査できますが、検査を受ける人への負担が高くなります。麻酔をして挿入しますが、胃カメラに抵抗がある方は、まずはバリウムでの検査をおすすめします。
胃下垂は治療が必要でしょうか?
胃下垂は病気ではないため、治療する必要はないでしょう。しかし、食欲がわかず膨満感や腹痛がもとで日常に支障をきたすようであれば改善が必要になります。また、胃下垂にくわえて胃下垂よりも胃が垂れ下がった状態の胃アトニーという症状もあります。
胃アトニーは胃下垂よりも胃の筋肉の働きが低下している状態です。さらに胃アトニーから胃炎と症状が進んだ場合、治療が必要になります。胃炎は胃の粘膜に炎症が起こっている状態で、胃炎からさらなる病気にも発展する恐れがあるため注意が必要です。
胃アトニーは胃下垂よりも胃の筋肉の働きが低下している状態です。さらに胃アトニーから胃炎と症状が進んだ場合、治療が必要になります。胃炎は胃の粘膜に炎症が起こっている状態で、胃炎からさらなる病気にも発展する恐れがあるため注意が必要です。
治療する場合はどのような方法がありますか?
胃下垂を治療する場合は胃の蠕動運動と胃を支える筋肉の強化の2つです。胃の働きの劣化を改善するために、バランスの取れた食事を取るようにしましょう。暴飲暴食や早食いをしないようにし、なるべく咀嚼して食べるようにしてください。
また偏った栄養バランスや深夜での食事もさけて、規則正しい食生活をおくることで改善していく可能性が高まります。また胃を支える筋肉は腹式呼吸をすることで横隔膜を鍛えられます。
また、表面の腹筋を鍛えるだけではなく、内部の腹筋であるインナーマッスルも鍛えると良いでしょう。姿勢を良くすることで胃の働きを改善し、下腹部のぽっこりお腹を改善する効果も期待できます。
また偏った栄養バランスや深夜での食事もさけて、規則正しい食生活をおくることで改善していく可能性が高まります。また胃を支える筋肉は腹式呼吸をすることで横隔膜を鍛えられます。
また、表面の腹筋を鍛えるだけではなく、内部の腹筋であるインナーマッスルも鍛えると良いでしょう。姿勢を良くすることで胃の働きを改善し、下腹部のぽっこりお腹を改善する効果も期待できます。
編集部まとめ

本記事では胃下垂の症状や原因・治療方法・注意点について解説しました。
胃下垂は病気ではありませんが、症状が激しくなると胃腸の機能が低下していきます。その結果、栄養が十分に取れず胃に関わる何らかの病気になってしまうかもしれません。
胃下垂は大きな自覚症状はありませんが、早期に発見し治療するに越したことはありません。
そのため、以下の症状がみられる方は病院での診察を検討しましょう。
- 食欲の低下
- 小食での満腹感
- 食後の下腹部の張り
- 腹痛
- 吐き気やげっぷ
本記事を参考に胃下垂についての知識を深めていただき、しっかりと対処できるようになってもらえたら幸いです。
参考文献