「胃下垂」の人が太りにくいのはなぜ?症状やセルフチェック法も医師が解説!
公開日:2026/02/05

胃下垂が原因で食欲がわかない・下腹部の張りが気になるといった症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
胃下垂とは胃が下腹部あたりまで、下に長く垂れ下がっている状態をいいます。胃が通常の形ではなくなるため消化機能が低下してしまいます。
自覚症状が少なく、必ずしも病気とはいえない症状が多いため自己判断が難しいです。
しかし、場合によって治療が必要になるケースもあるため注意が必要です。
本記事では、胃下垂の症状・原因などを詳しく解説しています。胃下垂に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「胃下垂」を確かめる方法・食事や日常生活で気を付けるポイントはご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
目次 -INDEX-
胃下垂の症状

胃下垂とはどのような状態ですか?
胃下垂とは胃を支える筋肉の劣化により、胃が下にまで垂れ下がってしまう状態です。胃を支える筋肉とは横隔膜や下腹部の腹筋に当たります。
胃下垂であるかどうかは、病院でバリウムによる胃のX線検査を受けて確認する必要があるでしょう。また痩せていることにより胃下垂になる方もいます。自覚症状が少ないため、胃下垂であるかどうかに気づかないケースが多いです。
胃下垂であるかどうかは、病院でバリウムによる胃のX線検査を受けて確認する必要があるでしょう。また痩せていることにより胃下垂になる方もいます。自覚症状が少ないため、胃下垂であるかどうかに気づかないケースが多いです。
症状を教えてください。
胃下垂の症状は胃のあたりの膨満感です。つまり、胃が張って苦しい状態になります。また膨満感とともに感じるのが胃部への腹痛です。胃が張るだけでなく悪化している可能性もあります。そのため、食欲の低下・胃のむかつき・吐き気などの症状がみられるでしょう。
しかし、胃下垂ではなく腹痛の一種ととらえてしまいがちです。自覚症状がわかりにくいため怪しいと感じたら、病院での検査を検討しましょう。
しかし、胃下垂ではなく腹痛の一種ととらえてしまいがちです。自覚症状がわかりにくいため怪しいと感じたら、病院での検査を検討しましょう。
胃下垂になる原因を教えてください。
胃下垂になる原因は、先天的なものと後天的なものの2つにわかれます。先天的な原因は生まれつき筋肉量が少ない体質の人です。胃を支える筋肉が低いため、胃が垂れ下がってしまう傾向があります。
後天的な原因については、生活リズムが整っていないことです。生活リズムが乱れていると胃の動きである蠕動運動が補えず、胃下垂になってしまう恐れがあります。胃の働きと胃を支える筋肉の量は人によって変わります。
そのため、ある程度の決まった時間に食事をする中で、大食いや早食いを繰り返さないことが必要です。
後天的な原因については、生活リズムが整っていないことです。生活リズムが乱れていると胃の動きである蠕動運動が補えず、胃下垂になってしまう恐れがあります。胃の働きと胃を支える筋肉の量は人によって変わります。
そのため、ある程度の決まった時間に食事をする中で、大食いや早食いを繰り返さないことが必要です。
胃下垂の方が太りにくいのはなぜですか?
胃下垂の方が太りにくいのは、胃の機能が低下しているため栄養が吸収されにくいからです。また胃下垂はすぐに満腹感を覚えるため、食事を多くとらない傾向があり、痩せ型の人に多いです。
さらに、胃下垂の状態になると下痢や便秘などの症状が増え、体は痩せていきます。ただし、胃下垂の人は元々痩せていることが比較的多いため、必ずしも太りにくいわけではありません。
さらに、胃下垂の状態になると下痢や便秘などの症状が増え、体は痩せていきます。ただし、胃下垂の人は元々痩せていることが比較的多いため、必ずしも太りにくいわけではありません。
自分で胃下垂かどうか確かめる方法はありますか?
自分で胃下垂かどうかを確認する方法は、下腹部が食後に膨らんでいるかどうかで確認できます。胃下垂は胃が下腹部にまで垂れ下がる状態であるため、食後には下腹部当たりが膨らむのが特徴です。そのため、腹部に膨満感を覚えることも一つの確認方法になります。
また、食べる量が通常の量より少なくても満腹感を覚えるようになったら、胃下垂かどうかを疑う必要があるでしょう。胃痛や胃もたれ単体では胃下垂かどうかを見極めるのは難しいです。しかし、上記の条件にくわえて胃痛や胃もたれの症状が表れた場合は胃下垂の可能性が高くなります。
胃下垂は病気ではないため、どうしても判断が難しいです。そのため、病院での検査を怠りがちになりますが、胃下垂にとどまらず他の病気の可能性もあるでしょう。症状が悪化しないためにも、自己診断はしっかりとすることが大切です。
また、食べる量が通常の量より少なくても満腹感を覚えるようになったら、胃下垂かどうかを疑う必要があるでしょう。胃痛や胃もたれ単体では胃下垂かどうかを見極めるのは難しいです。しかし、上記の条件にくわえて胃痛や胃もたれの症状が表れた場合は胃下垂の可能性が高くなります。
胃下垂は病気ではないため、どうしても判断が難しいです。そのため、病院での検査を怠りがちになりますが、胃下垂にとどまらず他の病気の可能性もあるでしょう。症状が悪化しないためにも、自己診断はしっかりとすることが大切です。
編集部まとめ

本記事では胃下垂の症状や原因・治療方法・注意点について解説しました。
胃下垂は病気ではありませんが、症状が激しくなると胃腸の機能が低下していきます。その結果、栄養が十分に取れず胃に関わる何らかの病気になってしまうかもしれません。
胃下垂は大きな自覚症状はありませんが、早期に発見し治療するに越したことはありません。
そのため、以下の症状がみられる方は病院での診察を検討しましょう。
- 食欲の低下
- 小食での満腹感
- 食後の下腹部の張り
- 腹痛
- 吐き気やげっぷ
本記事を参考に胃下垂についての知識を深めていただき、しっかりと対処できるようになってもらえたら幸いです。
参考文献