「ヘルパンギーナ」を疑う初期症状・潜伏期間はご存知ですか?【医師監修】
公開日:2025/02/17

なんだか子どもの元気がない・食欲がないなど、いつもと違う様子に不安になっている方は多いのではないでしょうか。
突然の発熱・食欲不振・のどを痛がる…当てはまる症状があれば、「ヘルパンギーナ」かもしれません。
この記事では「ヘルパンギーナ」の治療方法・潜伏期間について詳しく説明していきます。
子どもの体調不良が心配な人も、この記事を読めば、きっと不安が解消されるはずです。
※この記事はMedical DOCにて『「ヘルパンギーナ」を発症すると現れる初期症状・原因はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
白井 沙良子(医師)
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小児科専門医(日本小児科学会)。「International Parenting & Health Insutitute Sleep Consultant(妊婦と子どもの睡眠コンサルタント)」保有者。慶應義塾大学医学部卒業。『はたらく細胞BABY』医療監修。2児の母。
ヘルパンギーナの治療方法
ヘルパンギーナの潜伏期間と初期症状を教えてください。
潜伏期間は2~4日。のどの痛みで発症し、初期症状は38~40度の高熱、口内にできた水疱によるのどの痛みがあります。
まだ話せない子どもの場合、ぐったりしている・食欲がないといった症状が現れます。元気がない・食欲がないと思ったら、まずは体温を測ってみましょう。いつもとは違う変化に気付けるよう、日ごろから子どもの様子をよく観察しておくことも大切です。
潜伏期間中に家族に移っている可能性もあるので、数日は家族全員で様子をみましょう。
まだ話せない子どもの場合、ぐったりしている・食欲がないといった症状が現れます。元気がない・食欲がないと思ったら、まずは体温を測ってみましょう。いつもとは違う変化に気付けるよう、日ごろから子どもの様子をよく観察しておくことも大切です。
潜伏期間中に家族に移っている可能性もあるので、数日は家族全員で様子をみましょう。
どのように診断するのでしょうか?
残念ながらヘルパンギーナの診断には、インフルエンザ検査のような迅速検査は行えません。
そのため、現れている症状と周囲の流行状況を見て総合的に診断します。
そのため、現れている症状と周囲の流行状況を見て総合的に診断します。
治療方法を教えてください。
基本的には、症状に合わせた治療をする「対症療法」を行います。
たとえば、発熱には、解熱剤であるアセトアミノフェンを使用します。痛みがひどく食事を取るのが難しい場合は、ゼリーやアイスクリームといった柔らかく刺激の少ないものを与え栄養補給をしましょう。
食欲不振に伴って、脱水症状を起こすことがあります。トイレやオムツ交換の回数をチェックし、こまめに水分補給を行うことも重要です。
たとえば、発熱には、解熱剤であるアセトアミノフェンを使用します。痛みがひどく食事を取るのが難しい場合は、ゼリーやアイスクリームといった柔らかく刺激の少ないものを与え栄養補給をしましょう。
食欲不振に伴って、脱水症状を起こすことがあります。トイレやオムツ交換の回数をチェックし、こまめに水分補給を行うことも重要です。
編集部まとめ
今回ご紹介した「ヘルパンギーナ」は、比較的軽度な感染症であることがわかりました。
今回ご紹介した「ヘルパンギーナ」は、 多くの乳幼児がかかる夏風邪のひとつで、対症療法で治るケースがほとんどであることがわかりました。
おしっこの回数が極端に減ったり、ぐったりしたり、といった様子がないかを観察しながら、水分をしっかりとったり、解熱剤を使ったり、といった対症療法をしっかり行いましょう。
日ごろから子どもの健康管理に気をつけていても、集団生活の中で完璧に予防するには限界があります。無理のない程度に、感染予防していきたいですね。
お子様の病気が治り、いつもの笑顔が早く見れますように。