「血行不良」は様々な病気のもと?6つの症状と起こる原因も医師が解説!
公開日:2026/01/30

「血行不良」というと、特に冬場の寒い時期によく耳にする言葉なのではないでしょうか。
血行不良は冷え性の原因でもあり、わたしたちの生活に身近に存在している症状のひとつです。
しかし身近に存在しているからといって軽視してはいけません。
なぜなら、血行不良が原因で大きな病気を発症してしまうこともあるからです。
この記事ではなぜ血行不良が起こってしまうのか、その原因と症状を解説しています。
※この記事はメディカルドックにて『「血行不良」の症状・改善方法・血流を良くする食べ物はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
目次 -INDEX-
血行不良の原因と症状

血行不良とはどのような状態でしょうか?
血行不良とは、読んで字のごとく「血行(血液の流れ)」が「不良(悪くなっている)」状態を指しています。
わたしたち人間の体には、成人の場合でいうと体重の約13分の1もの血液が流れています。その血液はわたしたちの体の隅々にまで栄養や酸素を運び、老廃物や二酸化炭素を回収してくれるという役割を果たしているのです。
そのような役割を果たしている血液の流れが滞ってしまい、酸素や栄養素が体の隅々にまで行き渡らずに老廃物が蓄積されるという悪循環が起こってしまっている状態が血行不良なのです。
わたしたち人間の体には、成人の場合でいうと体重の約13分の1もの血液が流れています。その血液はわたしたちの体の隅々にまで栄養や酸素を運び、老廃物や二酸化炭素を回収してくれるという役割を果たしているのです。
そのような役割を果たしている血液の流れが滞ってしまい、酸素や栄養素が体の隅々にまで行き渡らずに老廃物が蓄積されるという悪循環が起こってしまっている状態が血行不良なのです。
血行不良になる原因を教えてください。
血行不良が起こる主な原因としては、加齢による血管の衰えが挙げられます。その他にも冷え・運動不足・偏った食生活・水分不足・喫煙など生活習慣の乱れで血液がドロドロになり、体内をスムーズに循環できなくなってしまうことも血行不良の原因です。
さらに近年では、ストレスによって自律神経が乱れると血液循環機能に悪影響が出ることが解明され、現代病としての一面も持っています。
さらに近年では、ストレスによって自律神経が乱れると血液循環機能に悪影響が出ることが解明され、現代病としての一面も持っています。
血行不良で起こる症状を教えてください。
血行不良になると、様々な症状を引き起こす恐れがあります。主な症状として挙げられるのは、体の冷え・むくみ・肩こり・不整脈・眼精疲労・肌トラブルなどです。
血流が悪くなると、体に温かい血液が行き渡らなくなり体が冷えてしまいます。そして体内に溜まった老廃物をうまく運べなくなり、老廃物が蓄積してむくみの原因にもなるのです。
筋肉に溜まった疲労物質が運べないと、肩こりや腰痛を引き起こします。また、目の血行が悪くなるとかすむ・ショボショボする・痛むなどの症状を伴う眼精疲労が起こります。
さらに血行が悪いと、古い細胞と新しい細胞が入れ替わるために必要な栄養素や酸素を細胞に届けられません。その結果、肌のゴワつき・吹き出物・シミなどの肌トラブルが生じます。なお、目の下にできるクマも、血行不良のサインです。
血流が悪くなると、体に温かい血液が行き渡らなくなり体が冷えてしまいます。そして体内に溜まった老廃物をうまく運べなくなり、老廃物が蓄積してむくみの原因にもなるのです。
筋肉に溜まった疲労物質が運べないと、肩こりや腰痛を引き起こします。また、目の血行が悪くなるとかすむ・ショボショボする・痛むなどの症状を伴う眼精疲労が起こります。
さらに血行が悪いと、古い細胞と新しい細胞が入れ替わるために必要な栄養素や酸素を細胞に届けられません。その結果、肌のゴワつき・吹き出物・シミなどの肌トラブルが生じます。なお、目の下にできるクマも、血行不良のサインです。
血流が悪いとさまざまな病気を引き起こすと聞きましたが…。
血管の壁が硬化して血液が流れにくい状態となっていたり、血流が何らかの障害により滞ったりしている状態を血流障害または血行障害と呼んでいます。手足の動脈が縮むと、末端まで血液を運べなくなり、手先や足先の組織が貧血状態となります。この状態が長く続くと手先や足先の組織はやがて機能を失い、壊死(えし)と呼ばれる状態となってしまうのです。
壊死状態となった組織は表面が黒くなり、最悪の場合剥がれ落ちて指を失ってしまうことがあるのです(閉塞性動脈硬化症)。このように動脈が細くなり、組織が機能を失いかけている状態を虚血と呼び、虚血になると、動脈が血液を送るために収縮する際に痛みを感じるようになります。
この虚血が心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠状動脈で起こると、心筋が酸素不足に陥り虚血性心疾患と呼ばれる状態になります。虚血性心疾患は冠攣縮性(かんれんしゅく)性狭心症・無症候性心筋虚血・心筋梗塞・労作性狭心症の4つに分類され、命にかかわることもあるので注意が必要です。
その他にも、脳梗塞などの重篤な病気を引き起こす可能性があります。
壊死状態となった組織は表面が黒くなり、最悪の場合剥がれ落ちて指を失ってしまうことがあるのです(閉塞性動脈硬化症)。このように動脈が細くなり、組織が機能を失いかけている状態を虚血と呼び、虚血になると、動脈が血液を送るために収縮する際に痛みを感じるようになります。
この虚血が心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠状動脈で起こると、心筋が酸素不足に陥り虚血性心疾患と呼ばれる状態になります。虚血性心疾患は冠攣縮性(かんれんしゅく)性狭心症・無症候性心筋虚血・心筋梗塞・労作性狭心症の4つに分類され、命にかかわることもあるので注意が必要です。
その他にも、脳梗塞などの重篤な病気を引き起こす可能性があります。
編集部まとめ

特に冬場の寒い時期などには手先や足先の冷えを覚え、血行不良を感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし「たかが血行不良」と侮っていると、大きな病気を発症してしまう恐れがあります。
また血行不良はむくみや肌トラブルを引き起こしたりと、美しさが気になる人にとっても大敵です。
健康や美しさを維持していくためにも、血行不良の改善は積極的に実践していきましょう。
血行を良くするためには、適度な運動や栄養バランスの取れた食事を心がけ、お風呂でゆっくりと体を温める生活を意識してください。
冷えが気になる人は市販の漢方を取り入れてみるのも良いでしょう。
ただし、生活習慣を改善したり漢方を取り入れたりしても症状が改善しない場合は、一度病院で相談してみることをおすすめします。