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「末梢神経障害」は治る病気なのか?予防法も医師が解説!

 公開日:2026/02/04
「末梢神経障害」は治る病気なのか?予防法も医師が解説!

末梢神経障害という病名を耳にしたことはあっても、実際どのような症状なのかよく知らない方もいらっしゃるでしょう。

末梢神経障害は脳や脊髄などの中枢神経から全身に広がっている末梢神経に、何らかのダメージを受けて引き起こされる障害です。

体に違和感を覚えた時にその症状が末梢神経障害に当てはまるのかどうかがわかれば、過剰な不安に陥ることなく冷静に対処できます。

この記事では末梢神経障害について、発症の原因から治療方法まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事はメディカルドックにて『「末端神経障害」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

末梢神経障害についてよくある質問

相談する男

末梢神経障害は治る病気ですか?

末梢神経障害の症状の種類や症状の程度によっては、適切な治療で早期回復がはかれるといえます。単末梢神経障害に分類される橈骨神経麻痺・正中神経麻痺・尺骨神経麻痺・腓骨神経麻痺などは適切な処置を受ければ、回復が見込まれる症状です。橈骨神経麻痺や腓骨神経麻痺のように軽症であれば自然に回復するものもあります。重症になると患部を固定する装具を付け低周波を当て神経が回復する治療を行ったり、筋力訓練が必要になったりと回復まで数ヶ月を要するでしょう。また正中神経麻痺や尺骨神経麻痺のように、軽症であれば利尿剤やビタミン剤を用いた投薬治療で回復が見込まれる症状もあります。
しかし、いずれの症状も上記のような治療を行って様子を見ても改善がみられない場合は、手術が行われる場合があります。一方がん治療などで引き起こされる末梢神経障害はがんの投薬治療とも関連があるので、一概にはお答えできにくく回復にはかなりの時間がかかるでしょう。

末梢神経障害は何科を受診すればいいですか?

末梢神経障害がどのような症状として現れているかによって受診する科は異なってきます。ただし、末梢神経障害のように症状の原因が多岐に及ぶ場合は判断が難しいところです。外傷や圧迫によって発症した末梢神経障害であれば整形外科の受診でよいでしょう。
その他の原因の場合は、末梢神経を扱う科へ受診することをおすすめします。医療機関によって異なりますが、脳神経内科・神経内科で診てもらえることが多いです。判断に迷われる場合は内科医に一度相談してみてもよいかもしれません。

予防方法があれば教えてください。

予防方法があるかどうかは気になるでしょう。ただ末梢神経障害は原因不明で発症したり、病気の治療に伴い発症したりするケースがあるので、明確な予防策があるとはお答えしにくい病気です。圧迫などが原因の末梢神経障害であれば、手首・上腕・膝などの特定部位を圧迫しないよう気をつけて生活することを心がけてください。病気治療など避けられない原因で発症する末梢神経障害と違い、圧迫などが原因によるものは予防の効果が出やすいです。
特に腓骨神経麻痺のように膝の外側の神経が圧迫されることによって起こる症状は、高齢者で寝たきりの方に起きやすくなります。例えば膝の外側に柔らかいクッションや枕のようなものを添えると予防になるので、ご家族や周囲の方によるケアも末梢神経障害の予防の一つになります。この病気の重症化を防ぐには、初期の段階で違和感を覚えたらすぐに医療機関へ診察することが重要です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

末梢神経障害による不調が長期間続いてしまうと、生活の質の低下を招きかねません。症状が軽傷であれば早期回復も見込まれますが、原因不明・病気治療による誘発・遺伝性といった治療が長期間に及び避けられないケースもあります。
手術だけでなく薬や筋肉訓練などで改善することが多いので、初期症状が発生したり不調を感じられた場合は自己判断せずに、まずは医師へのご相談をおすすめします。

編集部まとめ

説明する男性医師
痺れ・痛み・立ちくらみといった一見すると、少しのきっかけで日常的に起こりえる症状が含まれているのが末端神経障害です。

些細な症状であると思われがちで末端神経障害に当てはまるのか判断がつきにくいでしょう。不調や痛みを抱えての生活は更なるストレスの原因にもなりかねません。

違和感が生じた時点で、医療機関への相談が症状の長期化防止にも繋がるでしょう。早い段階での医師の診察と治療を受けることをおすすめします。

この記事の監修医師

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