「ソフトドリンクケトーシス」は自然には治らない?治療法を医師が解説!
公開日:2026/01/31

甘い炭酸飲料やスポーツドリンクなどの飲みすぎによって引き起こされる「ペットボトル症候群」をご存知でしょうか。
この病気は、「ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)」といって清涼飲料水の過剰摂取により急性糖尿病が引き起こされた状態を指します。
甘くて美味しい清涼飲料水ですが、飲みすぎてしまえば血糖値が急上昇し、様々な症状が引き起こされるため注意が必要です。
この記事では、ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)の治療方法を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」の症状・原因はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
目次 -INDEX-
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)の治療方法

ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)の治療方法を教えてください。
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)と診断された場合には、血糖値を下げるためのインスリン療法や薬物療法などが行われます。脱水症状が進んでいる場合には、脱水によるショック状態を回避するために輸液を行う必要があるでしょう。
命に関わるような危険な状態を引き起こさないためには、早期に治療を行うことが大切です。思い当たる生活習慣や症状がある場合には、放置せずに検査を受けるようにしましょう。必要に応じて、血糖値の自己測定や尿ケトン体の測定などを行うことが大切です。治療後の注意点については、かかりつけ医の指示に従うようにしてください。
命に関わるような危険な状態を引き起こさないためには、早期に治療を行うことが大切です。思い当たる生活習慣や症状がある場合には、放置せずに検査を受けるようにしましょう。必要に応じて、血糖値の自己測定や尿ケトン体の測定などを行うことが大切です。治療後の注意点については、かかりつけ医の指示に従うようにしてください。
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)は治りますか?
早期に発見し、治療を行えば治ります。しかし、同じような生活習慣を繰り返してしまえば、再発の可能性は十分に考えられるでしょう。早期に治療を行うことはもちろん、予防を行うことも重要です。
糖分を多く含む清涼飲料水の大量摂取は避け、日常的な水分補給ではミネラルウォーターやお茶を飲むように心がけましょう。糖分の有無を判断するには、栄養表示を参考にしてみてください。
糖分を多く含む清涼飲料水の大量摂取は避け、日常的な水分補給ではミネラルウォーターやお茶を飲むように心がけましょう。糖分の有無を判断するには、栄養表示を参考にしてみてください。
自然治癒することもあるのでしょうか?
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)が自然治癒することはありません。命に危険が及ぶことも考えられるため、すみやかにインスリンを補う治療を行うことが重要です。ケトン体の血中濃度が高くなり血液が酸性に傾いた場合、ケトアシドーシスという状態になり、昏睡状態に陥ってしまうケースもあるため注意しましょう。
なお、インスリン療法を行って一時的に症状が改善しても、生活習慣が改善できなければ再発してしまいます。
なお、インスリン療法を行って一時的に症状が改善しても、生活習慣が改善できなければ再発してしまいます。
血糖値が高いまま放置するとどうなりますか?
血糖値が高いまま放置すれば、ケトン体が血液中に増加してしまいます。それにより、悪心・嘔吐が引き起こされるでしょう。また、尿量の増加や嘔吐によって脱水症状が引き起こされることもあるため注意が必要です。
重度になれば、呼吸困難や意識障害が起こることもあるため、放置せずに医療機関を受診してください。
重度になれば、呼吸困難や意識障害が起こることもあるため、放置せずに医療機関を受診してください。
編集部まとめ

今回は、清涼飲料水の飲みすぎによって引き起こされる「ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)」について解説しました。
この病気は、日常的に甘い飲料を飲み続けることによって、突然糖尿病を発症してしまうのが特徴です。
甘い炭酸飲料はいうまでもなく、野菜ジュースやフルーツジュースなどにも糖分が多く含まれているため注意が必要です。
さらに、カロリーオフや無糖などの表記がある飲料でも、糖分が含まれていることがあります。
知らず知らずのうちに血糖値が上昇することが考えられますので、栄養表示を確認することも大切です。