「ソフトドリンクケトーシス(ペットボトル症候群)」の症状とは?医師が解説!

甘い炭酸飲料やスポーツドリンクなどの飲みすぎによって引き起こされる「ペットボトル症候群」をご存知でしょうか。
この病気は、「ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)」といって清涼飲料水の過剰摂取により急性糖尿病が引き起こされた状態を指します。
甘くて美味しい清涼飲料水ですが、飲みすぎてしまえば血糖値が急上昇し、様々な症状が引き起こされるため注意が必要です。
この記事では、ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)の症状や原因を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」の症状・原因はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
目次 -INDEX-
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)とは

ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)はどのような病気ですか?
甘い飲料を飲み続けることで血糖値が上昇し、著しく喉の渇きを感じるのが特徴です。そして喉の渇きを潤すために、さらに清涼飲料水を大量に摂取し高血糖状態を招くというサイクルによって引き起こされます。重症化すれば意識障害を起こすこともあるため注意が必要です。
発症した場合、どのような症状がみられますか?
- 倦怠感
- 眠気
- イライラ
- 集中力の低下
- 著しい喉の渇き
- 尿量の増加
- 腹痛・嘔吐
- 意識の低下
甘い飲料を大量に摂取すると血糖値が著しく上昇し、血糖値を下げるための「インスリン」というホルモンが分泌されます。高血糖によりインスリンが大量に分泌されると、低血糖状態に陥ることがあります。これにより、倦怠感・眠気・イライラ・集中力の低下などがみられるでしょう。重度の低血糖状態では、意識の低下や昏睡状態を招く恐れもあるため注意が必要です。
なお、高血糖の持続によってインスリンの大量分泌が何度も行われているうちに、インスリンの分泌機能が低下してしまうことがあります。インスリンが正常に分泌されずに高血糖が続いた場合、「ケトン体」の血中濃度が高くなります。この状態をケトーシスといい、著しいのどの渇き・尿量の増加・倦怠感・吐き気などの症状を呈するのが特徴です。
ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)の原因を教えてください。
日常的にこのような行動を続けることによって、急性糖尿病が引き起こされます。糖分が多く含まれる飲料とは、コーラなどの炭酸飲料・野菜ジュース・フルーツジュース・スポーツドリンク・糖分を含むコーヒー飲料などが挙げられます。
どのような方がなりやすいのでしょうか?
さらに、外仕事などでの熱中症対策にスポーツドリンクを大量に飲み続けている方も多いのではないでしょうか。しかし、過剰に摂取してしまえば血糖値が上昇し、ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)のリスクが高まりますので気を付けましょう。甘い飲料を日常的に摂取し、気になる症状がみられる場合には、一度医療機関へ受診することをおすすめします。
編集部まとめ

今回は、清涼飲料水の飲みすぎによって引き起こされる「ソフトドリンクケトーシス(糖尿病性ケトーシス)」について解説しました。
この病気は、日常的に甘い飲料を飲み続けることによって、突然糖尿病を発症してしまうのが特徴です。
甘い炭酸飲料はいうまでもなく、野菜ジュースやフルーツジュースなどにも糖分が多く含まれているため注意が必要です。
さらに、カロリーオフや無糖などの表記がある飲料でも、糖分が含まれていることがあります。
知らず知らずのうちに血糖値が上昇することが考えられますので、栄養表示を確認することも大切です。