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「膵がん」で受診すべき”4つの症状”とは?ステージ分類や治療法も医師が解説!

 公開日:2026/01/28
「膵がん」で受診すべき”4つの症状”とは?ステージ分類や治療法も医師が解説!

膵がんとは、膵臓に発生するがんのことで、近年増加傾向にある病気の1つです。発症の危険因子としては、喫煙・過度の飲酒・不規則な生活・ストレスなどが挙げられます。

また、家族歴も深く関連しているといわれているため、近親者に膵がんを患っている方がいる場合には注意が必要です。

この記事では、膵がんの受診を検討する症状・検査法・化学療法まで詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「膵がん」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?ステージについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

膵がんの治療方法

医師

受診を検討するべき初期症状はありますか?

膵がんの初期段階では自覚できる症状はほとんどありません。先述の通り、少し進行した段階で腹痛・黄疸・食欲不振・体重減少といった症状が現れることが多いです。
症状を自覚した段階では病気がある程度進行している可能性がありますので、このような症状がみられた場合には、速やかに医療機関へ受診するようにしてください。

どのような検査で膵がんと診断されるのでしょうか?

膵がんであることを確定するためには、CT検査やMRI検査が行われます。これらの検査により、膵臓の状態や膵管や胆管の圧迫度合いや他の臓器への転移の有無も判断が可能です。
その他には、内視鏡的膵管造影という検査方法が挙げられます。この検査では、膵臓に隣接する十二指腸から内視鏡を挿入し、膵管の状態を直接確認します。
この時、膵液を採取し、がん細胞の有無を調べることが可能です。なお、腫瘍マーカーといって血液データを膵がんの判定に用いることが一般的です。

治療方法を教えてください。

膵がんの治療は、がん細胞の浸潤や広がりの状態によって変化します。切除のみで治療ができる場合もあれば、病気がある程度進行しがん細胞が切除ができない状態の場合には、化学療法や化学放射線療法で治療を行うこともあります。

膵がんの化学療法について教えてください。

膵がんに用いられる化学療法には、以下のようなものがあります。

  • ゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法
  • FOLFIRINOX療法
  • ゲムシタビン療法
  • S-1療法
  • フルオロウラシル・レボホリナート・ナノリポソーム型イリノテカン療法
  • ゲムシタビン・S-1療法

化学療法の種類は様々です。飲み薬による治療や点滴による治療、単剤による治療や多剤併用治療まであります。化学療法では副作用が出ることもありますが、副作用を軽減するための治療も同時に行うことが一般的です。
病気の進行状況や患者さんの全身状態に合わせて、医師が最適な治療を選択します。

膵がんのステージ分類を教えてください。

膵がんは、4つのステージに分類されています。具体的には、以下の通りです。

  • 1期:がん細胞が膵内にとどまり、リンパ節への転移がみられない状態。
  • 2期:がん細胞の一部が膵外に及んでいる状態。中でも、リンパ節転移がみられない状態を2A期、リンパ節転移がみられる場合を2B期といいます。
  • 3期:腹腔動脈または上腸間膜動脈にがん細胞の浸潤がみられる状態。
  • 4期:肝臓・肺・腹膜・大動脈周囲のリンパ節への遠隔転移がみられる状態。

1期や2期の段階では切除が可能ですが、浸潤や転移が進んだ3期や4期の状態では切除ができません。

編集部まとめ

医療従事者
膵がんの発症には、生活習慣が関連しているといわれています。また、初期症状はほとんど見られず、身体の異変に気付いた時には病気が進行していることが多い病気です。

さらに、病気が進行してしまえば、手術でがん細胞を切除できなくなることもあります。周囲への転移の可能性も高いため、可能な限り早めに治療を開始することが望ましいでしょう。

なお、膵がんは喫煙・過度の飲酒・肥満・不規則な生活などが引き金となるといわれています。

このようなリスク因子に当てはまる場合には、生活習慣の改善を心がけましょう。体調に気になることがある場合には、専門機関へ相談してみてください。

この記事の監修医師

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