「結腸がんの生存率」はご存じですか?余命を医師が解説!
公開日:2026/01/19

結腸にがん細胞が発生し、便通の異常や便に血が混じるなどの症状がみられる「結腸がん」について解説します。
結腸がんは、生活習慣の乱れ・家族歴・大腸疾患により、発症するといわれています。
初期には症状がほとんど現れず、病気が進むにつれて、特徴的な症状が現れることが一般的です。
今回は、結腸がんの予後について詳しく確認していきましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「結腸がん」を疑う初期症状・原因はご存知ですか?ステージについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
結腸がんの予後

結腸がんのステージと生存率について教えてください。
まず、結腸がんのステージは以下のように分類されます。
- 1期:がんが粘膜下層にとどまっている状態(早期がん)
- 2期:がんが固有筋層にとどまっている状態
- 3期:がんが固有筋層を越え、さらに深い位置にある漿膜下層または外膜でとどまっている状態(漿膜がない部位では外膜といいます)
- 4期:がんが漿膜を越えている、またはがんが他の臓器まで達している状態
生存率とは、5年経過後の患者さんの生存状況から算出された生存割合を指すことが一般的です。
早期がんと呼ばれる1期の状態では、生存率は95%程度です。1期よりも進行した2期の状態では、89%程度になります。さらに、がん細胞が深く浸潤した3期では78%程度です。しかし、最も進行し4期では16%程度となり、生存率が極端に低くなってしまいます。
そのため、できる限り早い段階で治療を行うことが重要です。
結腸がんと診断された場合の余命を教えてください。
先にも述べましたが、がんのステージによって生存率は異なります。また、他の病気を合併している場合には、その治療状況によっても左右されるでしょう。
いずれにしても、早期発見・早期治療が有効であることは言うまでもありません。早期に治療が開始できれば、余命を維持できる可能性が高くなります。まずは専門機関で詳しい検査を受けるようにしましょう。
いずれにしても、早期発見・早期治療が有効であることは言うまでもありません。早期に治療が開始できれば、余命を維持できる可能性が高くなります。まずは専門機関で詳しい検査を受けるようにしましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
結腸がんも含め、大腸がんは生活習慣が関連して発症するがんの1つです。飲酒・喫煙・肥満・運動不足などにより発症のリスクが高まります。
また、近年がんの中でも大腸がんの罹患者数は最も多いといわれています。予防のためには、飲酒や喫煙を控え、適度な運動を心がけることが有効です。
さらに、食物繊維の摂取も予防に役立つといわれています。食物繊維が不足していると感じる方は、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
先述の通り、結腸がんは初期症状があまりみられない病気です。そのため、定期的な健康診断を受けることも重要です。
また、近年がんの中でも大腸がんの罹患者数は最も多いといわれています。予防のためには、飲酒や喫煙を控え、適度な運動を心がけることが有効です。
さらに、食物繊維の摂取も予防に役立つといわれています。食物繊維が不足していると感じる方は、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
先述の通り、結腸がんは初期症状があまりみられない病気です。そのため、定期的な健康診断を受けることも重要です。
編集部まとめ

結腸がんは、早期に発見し適切な治療を受けられれば、比較的予後は良好です。
しかし、初期症状があまりみられないため、定期的な健康診断が重要といえるでしょう。
特に、日常的に喫煙をしている方・飲酒をしている方・加工肉や赤身肉をよく好んで食べている方などは注意が必要です。
適度な運動やバランスの良い食事を心がけ、健康を維持できるように心がけるようにしましょう。