甲状腺がんの一種「乳頭がん」の生存率は?治る確率が高い方法も医師が解説!
公開日:2026/01/25

乳頭がんという病気をご存じでしょうか。
乳頭がんは、のどぼとけの下にある甲状腺にできる甲状腺がんの一種です。その名前から乳がんと関係があるように思えますが、実は全く関係はありません。
今回は乳頭がんの予後に至るまで詳しくご紹介します。
「首のあたりにしこりがあるかも」・「この症状は乳頭がんなのでは」・「乳頭がんといわれたけど手術が必要なのだろうか」など、気になる点がある方はぜひ最後までご覧ください。
※この記事はメディカルドックにて『「乳頭がん」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?ステージについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
小島 敬史(国立病院機構 栃木医療センター)
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【経歴】
経歴
2006年3月 慶應義塾大学医学部医学科卒
2008年3月 佐野厚生総合病院 初期臨床研修修了
2008年4月 慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室所属
2013年9月 慶應義塾大学病院 助教として勤務
2018年8月 米国 ノースウェスタン大学耳鼻咽喉科で遺伝性難聴の基礎研究に従事
2021年5月〜 国立病院機構 栃木医療センター 耳鼻咽喉科医長 (現職)
【資格等】
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医、日本耳科学会認定医、補聴器相談医、補聴器適合判定医
所属学会:日本耳鼻咽喉科学会、日本耳科学会、日本聴覚医学会、耳鼻咽喉科臨床学会
経歴
2006年3月 慶應義塾大学医学部医学科卒
2008年3月 佐野厚生総合病院 初期臨床研修修了
2008年4月 慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室所属
2013年9月 慶應義塾大学病院 助教として勤務
2018年8月 米国 ノースウェスタン大学耳鼻咽喉科で遺伝性難聴の基礎研究に従事
2021年5月〜 国立病院機構 栃木医療センター 耳鼻咽喉科医長 (現職)
【資格等】
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医、日本耳科学会認定医、補聴器相談医、補聴器適合判定医
所属学会:日本耳鼻咽喉科学会、日本耳科学会、日本聴覚医学会、耳鼻咽喉科臨床学会
乳頭がんの予後

乳頭がんは治る病気でしょうか?
乳頭がんでは、第一の治療として手術が選択されます。特に手術すれば、治る確率が高くなります。早期発見・早期治療で治る確率も上がるので、ステージが低い場合の方がより治りやすいのです。
とはいえ、症状のない超低リスク乳頭がんは発見されず、生涯において気づかれないまま共存していたケースもあります。また、リンパ節転移する症例が多いですが、手術でリンパ節郭清を行えば生命への影響がほとんどないとされています。
加えて、遠隔転移(肺・骨など)は滅多にありません。再発は原発部分の局所再発が多いですが、治療を行うことで治る可能性も高いです。
とはいえ、症状のない超低リスク乳頭がんは発見されず、生涯において気づかれないまま共存していたケースもあります。また、リンパ節転移する症例が多いですが、手術でリンパ節郭清を行えば生命への影響がほとんどないとされています。
加えて、遠隔転移(肺・骨など)は滅多にありません。再発は原発部分の局所再発が多いですが、治療を行うことで治る可能性も高いです。
乳頭がんの生存率を教えてください。
さまざまながんと比較しても、乳頭がんの予後はよいとわかっています。国立がん研究センター公表の甲状腺乳頭濾胞がんの5年生存率(診断年2013〜2014年)は、Ⅰ期98.9%・Ⅱ期100%・Ⅲ期100%・Ⅳ期91.1%です。
がんの進行・ステージ・治療方法によって異なりますが、いずれも高い生存率となっています。しかし、他のがんと同じく、進行がん・転移がある場合は生存率が下がる場合があります。
したがって、生存率に早期発見・早期治療が大きく関わっているのは確かです。また、治療後の定期的な経過観察も重要で、再発予防につながります。
がんの進行・ステージ・治療方法によって異なりますが、いずれも高い生存率となっています。しかし、他のがんと同じく、進行がん・転移がある場合は生存率が下がる場合があります。
したがって、生存率に早期発見・早期治療が大きく関わっているのは確かです。また、治療後の定期的な経過観察も重要で、再発予防につながります。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
乳頭がんの罹患数は年々増加傾向にあります。しかし、これは医療技術の進歩により、かなり小さな乳頭がんを発見できるようになった背景があるといえるでしょう。「別の疾患で検査をしたらたまたま発見された」などです。
乳頭がんは、悪化の危険性の少ないごく小さなものは手術をせずに経過観察する場合も多く、万が一発見され治療対象となっても治りやすい病気です。早期発見・早期診断・早期治療に越したことはありませんので、気になる症状がある場合には、早めの受診をおすすめします。
乳頭がんは、悪化の危険性の少ないごく小さなものは手術をせずに経過観察する場合も多く、万が一発見され治療対象となっても治りやすい病気です。早期発見・早期診断・早期治療に越したことはありませんので、気になる症状がある場合には、早めの受診をおすすめします。
編集部まとめ

乳頭がんについて、詳しくご紹介しました。
「初めて乳頭がんを知った方」・「病名は聞いたことがあったが詳しく知らなかった方」・「乳頭がんと診断されたので詳しく知りたかった方」などさまざまだと思います。
乳頭がんは、他のがんと比べて予後もよく、治療により根治が目指せるがんです。
定期健診などはまだ確立していませんが、ご紹介した症状に当てはまるような場合には、すぐに専門医を受診しましょう。
この記事が、皆さまの乳頭がんの早期発見・早期治療につながれば幸いです。