見逃しがちな「胸椎椎間板ヘルニア」の”初期症状”はご存じですか?医師が解説!
公開日:2026/01/17

慢性的に腰の痛みに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。腰の痛みを発生させる要因は様々ありますが、もしかすると胸椎椎間板ヘルニアかもしれません。
胸椎椎間板ヘルニアについて、その名称は聞いたことがあってもどのような病気なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、胸椎椎間板ヘルニアとはどのような病気なのか、解説をします。症状・原因について解説するので、腰の痛みに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「胸椎椎間板ヘルニア」の初期症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
目次 -INDEX-
胸椎椎間板ヘルニアの症状と原因

胸椎椎間板ヘルニアとはどのような病気でしょうか?
胸椎椎間板ヘルニアとは、何らかの原因により胸髄の神経が圧迫を受け神経障害が発生した状態を指します。
椎間板とは、椎間板は人間の背骨にあり、骨と骨のあいだでクッションの役割をしている部分です。ヘルニアとは、身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態を指します。
胸椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核が何らかの原因で飛び出してしまっている病気で、腰部や臀部に痛みやしびれを引き起こします。重い荷物を繰り返し持ったり、無理な姿勢で作業を行ったりした場合に発症してしまうケースが多いです。
椎間板とは、椎間板は人間の背骨にあり、骨と骨のあいだでクッションの役割をしている部分です。ヘルニアとは、身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態を指します。
胸椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核が何らかの原因で飛び出してしまっている病気で、腰部や臀部に痛みやしびれを引き起こします。重い荷物を繰り返し持ったり、無理な姿勢で作業を行ったりした場合に発症してしまうケースが多いです。
初期症状はどのようなものがありますか?
胸椎椎間板ヘルニアの初期症状としては、同じ姿勢を続けることに辛さを感じることが挙げられます。また、普段は問題なくできていた体の動きや運動などが思うようにできなくなり、身体能力の低下が感じられるでしょう。
足の感覚が低下して、慢性的にしびれたような状態になるケースも多いです。症状が進行すると、本格的な胸椎椎間板ヘルニアの症状が出てきてしまいます。
初期症状の段階では、単に身体の不調であったり、一時的な疲れであったりと自己判断してしまい、胸椎椎間板ヘルニアだと気付かない場合も多いでしょう。
しかし、症状が進行してしまうと治療に時間がかかり日常生活に支障をきたしてしまうかもしれません。身体の異常を感じたら、できるだけ早く専門医に相談することをおすすめします。
足の感覚が低下して、慢性的にしびれたような状態になるケースも多いです。症状が進行すると、本格的な胸椎椎間板ヘルニアの症状が出てきてしまいます。
初期症状の段階では、単に身体の不調であったり、一時的な疲れであったりと自己判断してしまい、胸椎椎間板ヘルニアだと気付かない場合も多いでしょう。
しかし、症状が進行してしまうと治療に時間がかかり日常生活に支障をきたしてしまうかもしれません。身体の異常を感じたら、できるだけ早く専門医に相談することをおすすめします。
症状にはレベルがあると聞きましたが…。
胸椎椎間板ヘルニアは、進行するにつれて症状のレベルが変化していきます。前述のような初期症状が見られたのち、放置していると徐々に痛みが増していきます。
痛みは、下肢・腰部・臀部・足全体などにかけて発生することが多いです。片方の下肢に違和感を覚えるケースが多いですが、症状が進行すると両方の下肢に痛みやしびれが起こってくるでしょう。
症状がさらに進行すると、痛みで眠るのが困難になってきます。下肢筋力の低下・排尿障害・排便障害などの重篤な神経症状を発症する場合もあります。
長期化すると大腿や下腿の筋肉がやせ細ってくる、筋萎縮という状態になってしまう可能性もあるため、早めに専門医に相談して治療を進めましょう。
痛みは、下肢・腰部・臀部・足全体などにかけて発生することが多いです。片方の下肢に違和感を覚えるケースが多いですが、症状が進行すると両方の下肢に痛みやしびれが起こってくるでしょう。
症状がさらに進行すると、痛みで眠るのが困難になってきます。下肢筋力の低下・排尿障害・排便障害などの重篤な神経症状を発症する場合もあります。
長期化すると大腿や下腿の筋肉がやせ細ってくる、筋萎縮という状態になってしまう可能性もあるため、早めに専門医に相談して治療を進めましょう。
原因を教えてください。
胸椎椎間板ヘルニアは、様々な要因で発症すると考えられています。前述のように、重い荷物を繰り返し持ち運んだり、無理な姿勢で作業を行ったりした場合に発症するケースが多いです。
椎間板に大きな負荷がかかると、椎間板を覆う線維輪という部分が破綻し、髄核が飛び出てしまいます。この髄核が身体の痛みを感じる神経に触れ、様々な症状を引き起こしてしまうのです。
胸椎椎間板ヘルニアは、遺伝的な体質により発症のしやすさが異なるともいわれています。さらに、加齢により発症しやすくなるとも考えられています。
したがって、多少の運動では問題ない方もいれば、逆に少しの動作で発症してしまう方もいるでしょう。身体に違和感を覚えた場合は、自分で判断せず早めに専門医に相談することをおすすめします。
椎間板に大きな負荷がかかると、椎間板を覆う線維輪という部分が破綻し、髄核が飛び出てしまいます。この髄核が身体の痛みを感じる神経に触れ、様々な症状を引き起こしてしまうのです。
胸椎椎間板ヘルニアは、遺伝的な体質により発症のしやすさが異なるともいわれています。さらに、加齢により発症しやすくなるとも考えられています。
したがって、多少の運動では問題ない方もいれば、逆に少しの動作で発症してしまう方もいるでしょう。身体に違和感を覚えた場合は、自分で判断せず早めに専門医に相談することをおすすめします。
編集部まとめ

胸椎椎間板ヘルニアは、主に腰や臀部(でんぶ)に痛みやしびれが生じる病気です。誰でも発症する可能性があるため、日常生活においても注意したいところです。
昔は手術が主な治療方法でしたが、近年は投薬などで症状の改善が見られるケースも増えてきています。とはいえ、症状を放置して無理をしていては、手術をしないと治らない状態に陥ってしまう恐れもあります。
身体に少しでも違和感を覚えたら、早めに専門医に相談をしましょう。早期の対処で治療に要する時間も短くできるでしょう。