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「胆石症」で”手術になる5つのケース”とは? 石を取り出す治療法を医師が解説!

 公開日:2026/02/09
「胆石症」で”手術になる5つのケース”とは? 石を取り出す治療法を医師が解説!

食後に「 右上の脇腹あたりが痛い」「 みぞおちが痛む」といった症状はありませんか。

症状が続くようであれば、もしかすると胆石症かもしれません。

胆石症には自覚症状が出る場合と無症状の場合とがあり、人間ドックなどで超音波を受けてはじめてわかるといったケースもあります。

胆石症は聞き慣れた身近な病気で、ついつい様子をみてしまうこともありますが、放置していると深刻な状態を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

この記事では、胆石症の治療方法も詳しくご紹介しますのでぜひ最後までお読みください。

※この記事はメディカルドックにて『「胆石症」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

プロフィールをもっと見る
1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

胆石症の治療方法

病室

どのような検査で診断されるのでしょうか?

胆石症の診断で行う検査は、身体検査・血液検査・画像検査です。医師による身体検査では、既往を確認し、腹部を触診しながら痛み・腫れなど異常の有無・部位・程度などを調べます。
血液検査では、胆石症による炎症反応の他に、肝臓から出る酵素の値を調べて肝機能異常の有無を確かめます。胆石症が疑われる場合には、酵素の値が高くなるからです。
そして、画像検査は診断においてとても重要な役割を果たします。画像検査には、超音波(エコー)検査・CT検査(特に造影CT)・MRI/MRCP(MR胆管膵管撮影)検査・内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)などがあります。これらの画像検査で詳しく確認できることは、胆石の有無・位置・大きさなどです。
これらいくつかの検査を組み合わせて、詳しい診断を行うのです。

治療方法を教えてください。

胆石症の治療方法は、症状の程度・胆石の大きさ・数・位置・患者の年齢・全身状態などによって異なります。症状がない場合は経過観察を行うこともありますが、主な治療は経口溶解療法(内服薬)・体外衝撃波胆石破砕療法・腹腔鏡下胆嚢摘出術(手術)です。
経口溶解療法は、コレステロール結石に対して有効な方法で、胆汁中の成分を変化させて溶かします。体外衝撃波胆石破砕療法は、体の外から胆石に向けて衝撃波を照射して、胆石を砕く方法です。石が小さく、胆嚢の機能が良好な場合に適用されます。
そして、砕くことができない結石に対しては手術療法が選択されます。以前は開腹手術が行われていましたが、現在の第一選択は腹腔鏡下胆嚢摘出術です。この術式は傷口が小さく、術後の回復が早いのが特徴です。
しかし、腹腔鏡下手術で取り出せない場合・合併症がある場合には開腹手術を行います。治療方法は、医師とよく相談し、症状・全身状態に合わせて選択することが重要です。

胆石が見つかった場合は手術が必要でしょうか?

胆石が見つかったとしても必ずしも手術が必要ではありません。胆石があっても症状のない場合、もしくは石が小さければ、経過観察・薬物療法・破砕療法で管理することもできます。
しかし、総胆管に結石が見つかった場合は無症状でも胆管炎を引き起こす可能性があるので、内視鏡を使って切除する必要が出てくるケースがあります。また、重症である場合・合併症がある場合、大きな石・複数の石がある場合も手術が必要となることが多いです。
胆石症の位置・大きさ・症状などに応じて、適切な治療法を医師と相談して選択する必要があります。

編集部まとめ

看護師
胆石症について詳しくご紹介しました。

胆石症は無症状のことも多く、結石も数・大きさなどが長期間変化しないものもあります。

しかし、無症状の場合であっても、徐々に症状が現れて悪化してしまう可能性もあるため、定期的な検診をおすすめします。
もちろん、症状がある場合は早めに診察を受けましょう。

「胆石症ではないか」「胆石症はどんな病気なのだろう」「身近に胆石症の人がいる」などという思いから、この記事に辿り着いた皆様の参考になれば幸いです。

この記事の監修医師

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