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40代以上に多い「光視症」は”放置すると失明”?完治の有無も医師が解説!

 公開日:2026/01/26
40代以上に多い「光視症」は”放置すると失明”?完治の有無も医師が解説!

暗闇の中でピカッと光が見える「光視症」という病気をご存知でしょうか。光視症は加齢に伴う眼の変化により、このような症状が現れます。

40歳以上の中高年の方にみられることが多く、症状が進めば、網膜剥離を引き起こすこともあるため注意が必要です。

また片頭痛の前兆としてギザギザの光がみえることもあります。この場合は、脳神経外科を受診する必要があるでしょう。

今回は、光視症の自然治癒・放置するリスクを詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「光視症」の症状・原因・治療方法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

甲斐沼 孟

監修医師
甲斐沼 孟(上場企業産業医)

プロフィールをもっと見る
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

光視症は治る?

目を抑える女性

光視症は完治するのでしょうか?

光視症は加齢に伴う症状ですので、完治する病気ではありません。年齢を重ねるごとに硝子体が縮小し、網膜に力がかかってしまいます。網膜に力がかかり続ければ、網膜に裂け目が入ってしまうことも考えられるでしょう。
しかし、この状態を早く発見し、早期に治療を受ければ、網膜剥離を回避できます。
ただし、片眼の網膜に裂け目ができた場合、もう片方の眼にも同様に負担がかかっている可能性が高いです。一度レーザー治療が終了しても、定期的に眼科検診を受けることを心がけてください。

光視症は自然治癒しますか?

もしもストレスが原因でギザギザの光が見えているような場合には、原因となるストレスを取り除くことで症状が改善することは考えられるでしょう。光視症は加齢に伴う病気ですので、基本的に自然治癒することはありません。
また、光視症は網膜剥離の前兆として起こる症状でもあります。自然治癒するだろうと考えて放置していたら、突然網膜剥離が起こってしまうという可能性も十分に考えられます。中高年の方や近視が強い方は特に注意してください。

放置するリスクを教えてください。

繰り返しになりますが、光視症は網膜剥離の前兆症状の1つです。放置すれば網膜剥離が起こり、最悪の場合失明することもあります。
しかし、光視症に気付いた時点で早めに眼科を受診すれば、網膜剥離を回避できるでしょう。例えば、眼底検査で網膜剥離が起こりそうな状態を発見し、レーザー治療を受けることも可能です。
また、ギザギザの光が見えた後に片頭痛が起きる場合、辛い頭痛症状が定期的に出現します。片頭痛は、頭痛の他にも吐き気や嘔吐といった症状を伴うこともあります。日常生活に支障が出ることも多いため、一度脳神経外科を受診することがおすすめです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

光視症は網膜剥離のリスクを早期に発見するための前兆の1つです。特に40歳以上の中高年の方や近視が強い方は、注意しておきましょう。
光視症の場合、片眼の外側に光が見えることが一般的です。もしも光視症の症状が現れた際には、そのままにせず、できるだけ早めに眼科を受診することが大切です。
また、ギザギザの光が見える場合には、片頭痛やストレスが原因として挙げられます。適度に休息をとり、ストレスを取り除くことも心がけてみてください。

編集部まとめ

キーボード
今回は、暗い場所にいるときや目を閉じたときに光が見える「光視症」について詳しく解説しました。

光視症は、加齢に伴う眼の変化により引き起こされる病気です。しかし、中高年の方だけでなく、近視が強い若い方にもみられることがあります。

光視症は網膜剥離のリスクに気付くための重要な症状ですので、思い当たる症状があれば、早めに眼科を受診するのがおすすめです。

ひとたび網膜剥離が起きてしまえば、視力が著しく低下したり失明したりする恐れもあります。

最悪の状況を避けるためにも早めに眼科を受診することが大切です。早期発見・早期治療によって網膜剥離を回避できる可能性が高くなるでしょう。

この記事の監修医師

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