「フォアダイス」と性器ヘルペスの違いは?ブツブツの見分け方や治療法を医師が解説!

フォアダイスとは、唇や性器にできるブツブツとした見た目の生理現象のことで、毛穴のない所に皮脂腺ができることで発生します。
実は多くの方に見られる生理現象ですが、聞き慣れない病気であり、性器にも発生するため性感染症だと思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、フォアダイスはどのような病気なのかをご紹介します。似た病気・受診する科・治療方法を解説するので、参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「フォアダイス」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
フォアダイスの治療

フォアダイスと似た病気はありますか?
- 真珠様陰茎小丘疹
- 尖圭コンジローマ
- 性器ヘルペス
陰茎にできるフォアダイスとよく似ている病気として、真珠様陰茎小丘疹が挙げられます。この病気は、直径1mm程度のブツブツが亀頭周囲を囲むようにして列状となって発生する病気です。
真珠様陰茎小丘疹の原因は血管の増生や線維化によるものと考えられており、これによって塊となってブツブツとした見た目になってしまいます。フォアダイス同様に、かゆみや痛みなどはなく生理的現象の1つです。
その他に、似ている病気としては尖圭コンジローマも挙げられます。この病気は、ヒトパピローマウイルスが原因で発症する性感染症です。性的な接触により感染し、感染から数週間~数カ月の潜伏期間を経て性器や肛門付近にイボが不規則に発生します。
初期のイボはフォアダイスと同様の数mmの大きさですが、悪化すると徐々に表面がボコボコし始めブロッコリー状に大きくなります。最初は痛みなどもなくフォアダイスとの見分けも付きにくいため放置してしまいがちですが、がん化する可能性もあるため早期に適切な治療が必要です。
また、性器ヘルペスもフォアダイスに似ている病気の1つに挙げられます。単純ヘルペスウイルス2型に感染することで発症する病気であり、感染経路は性行為や水疱中のヘルペスウイルスなどです。
症状としては、ストレスや疲労などで体の抵抗力が落ちている時などにブツブツや水ぶくれが現れます。一部似ている症状などはありますが、全く異なる原因から発生する病気であるため、それぞれに適した治療を医師と相談して進めましょう。
何科を受診すれば良いでしょうか?
しかし、もし性感染症などの不安があるのであれば、専門的に扱っている泌尿器科や性感染症の専門クリニックなども良いでしょう。性器だけでなく、尿路や前立腺なども含めて適切な診断をしてくれます。
治療方法を教えてください。
- レーザー治療
- 電気メスによる治療
治療方法の1つが、レーザー治療です。炭酸ガスレーザーなどを使用してブツブツを取り除けます。また、電気メスをつかって切除する治療方法も挙げられます。
しかし、フォアダイスは病気ではないため、いずれの方法も保険適用外です。治療費はご自分ですべて負担する必要があるため、医師と治療方法や費用の相談をしてどのような治療を行うかを選びましょう。
編集部まとめ

フォアダイスは生理現象の1つであり、特別な痛みやかゆみが出現する病気ではありません。そのまま放置していても問題はないため、心配し過ぎないようにしましょう。
しかし、似たような症状が認められる別の病気の可能性もあります。性感染症などであれば、ブツブツが大きくなって悪化する可能性もあります。
その場合、ご自分で判断するのは非常に難しいです。症状や治療方法でご不安な場合には、専門の医療機関に相談して適切な治療を受けましょう。
参考文献