”食べ物が原因”で「ダニアレルギー」が起きる?注意すべき食材と症状を医師が解説!

ダニアレルギーは、普段の生活の中で一番身近な場所に潜んでいるダニから引き起こされるアレルギーです。
ダニが潜んでいる場所は家の中では畳が一番多く、そのほかにはカーペット・ソファ・カーテンなど、どれも日常生活で使っているものからアレルギー反応を起こします。
では、ダニアレルギーになるとどのような症状が起こるのでしょうか?
今回は、ダニアレルギーの症状・原因などをくわしく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ダニアレルギー」の症状・対策・原因となる食べ物はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
ダニアレルギーとは

ダニアレルギーはどのような病気でしょうか?
人の身体は自分の身体に不必要なものを排除しようとする働きがあるため、この働きによって身体の中に「IgE抗体」と呼ばれる物質が作られます。この繰り返し起こる反応によって、少しずつ状反応が大きくなることを「感作」といいます。
一度、感作ができたあと再度アレルゲンが入った場合、IgE抗体がくっついて化学伝達物質となって、マスト細胞からヒスタミンが放出されます。これによりアレルギー反応が出るという仕組みになっています。
症状を教えてください。
- 突発性、反復性のくしゃみ
- 水性鼻漏(鼻水・鼻汁など)
- 鼻閉(鼻づまりなど)
主にはこの3つの症状が現れます。しかし、上記以外で特に症状が重い場合は以下のような症状が見られます。
- 発疹
- 呼吸困難
このような症状を起こす原因は、ダニだけでなくハウスダスト・花粉・食物などからも引き起こることもあるのです。また、人の皮膚から出る皮脂・フケ・垢などからもダニアレルギーの症状が出ることもあります。
結果、アレルギー性鼻炎・食物アレルギー・気管支喘息・アレルギー性結膜炎・アトピー性皮膚炎など、人により出る症状はさまざまです。ダニアレルギーに関してはアレルギー性鼻炎となる症状が主になります。
発症する原因を教えてください。
そのほかにも、食べ物・人のフケ・垢なども原因に含まれます。これらが原因でアレルギー性鼻炎になることもあるのです。
もともとアレルギー反応があったり、喘息の症状があったりすると、ダニアレルギーになりやすいので注意しましょう。
食べ物が原因でダニアレルギーになると聞きましたが…。
- パンケーキ
- お好み焼き
- タコ焼き
これらの粉製品は、実は一番ダニの繁殖を増加させるものなのです。粉自体がダニの繁殖を増加させるのではなく、これらの粉製品を開封後、使い切れずに数週間〜数ヶ月に渡って室内保存していた場合に、ダニの繁殖が盛んになってしまいます。
実はダニのメスが産む卵の数は一度に50~100個以上と産むのです。余った粉製品を室内保存していた場合、10週間ほどでダニの数は約300倍にも増えてしまいます。見た目では分かりませんので、知らずに調理して食べてしまうことによって、ダニアレルギーを発症するのです。
特にもともとアレルギー反応がある人や喘息がある人は、「アナフィラキシーショック」を起こす要因になります。
例えば1年中、鼻水・咳・目の痒みがある人、掃除をしていなくて埃っぽい部屋にいるとこれらの症状が止まらなくなるなどの症状があるときは、ダニアレルギーの可能性が高いです。
粉製品は、できるだけ使い切るようにした方がいいですが、どうしても残ってしまう場合は、冷蔵庫で保管したり除湿剤を入れておいたりするのがおすすめです。しかし、これで安心ということではなく、なるべく必要な分だけ購入するようにしましょう。
編集部まとめ

今回の記事では、ダニアレルギーについてその症状から原因を突き止め、その原因によって適した治療がわかるので、治療の流れがスムーズになります。
患者さんによって肌の質も違いますので、乾燥肌や敏感肌の場合は特にダニによるアレルギー症状が酷くなる可能性もあるでしょう。
また、ダニアレルギーはアレルギー性鼻炎になることが多いので、風邪の症状と似ていますが、あまり長引くようならすぐに受診することをおすすめします。
日常生活では、小まめに掃除をしてお部屋の換気もするように心掛けましょう。