「ヘッドホン難聴」は”何分耳を休憩させる”と良い?予防法を医師が解説!

ヘッドホン難聴について、若い方を中心に難聴の症状を訴える方が多くなっています。
ヘッドホン難聴の主な原因は、大音量で長時間音楽などを聴いていることです。
これにより徐々に聴力の低下や耳鳴りを引き起こしてしまうからです。
ここでは、ヘッドホン難聴のセルフチェックの方法などもくわしく解説していきたいと思います。
※この記事はメディカルドックにて『「ヘッドホン難聴」の症状・原因・セルフチェック法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
和佐野 浩一郎(医師)
ヘッドホン難聴の後遺症と予防方法について

ヘッドホン難聴の後遺症はありますか?
- 聴力の低下
- 音の歪みや耳鳴り
- 音楽や人の声などの音に対する感度が低下
以上のような症状が挙げられます。 ヘッドホンやイヤホンなどを長時間使用することは、これらの症状を慢性化することも考えられますので、注意が必要です。
初期症状の場合は、耳鳴りや音の低下のような症状があるので、早めに受診してみましょう。ヘッドホン難聴の後遺症は、治療が遅れると生活に大きな影響を与えかねません。
社会生活や仕事にも支障をきたす可能性があるので、少しでも「最近、聞こえがおかしいな」と感じる点があれば、すぐに医師の診察を受けましょう。
ヘッドホン難聴の予防方法について教えてください。
- 音量の調整:オーディオの音量を抑え、耳の負荷を軽減する。
- 頻繁な休憩:長時間使用の場合、頻繁に休憩を取ることが必要。15分~30分程度の休憩で、耳の負荷を軽減。
- 環境の変化: 音量を抑える。オーディオを使用しない場所で音楽を聴く。
過去の事例としては、デスクトップを長時間使用する高校生が、耳鳴りを訴えて耳鼻咽喉科を受診し、音量を下げ、耳の負荷を軽減するようにアドバイスを受けました。また最適な予防法としては、定期的な聴力検査を受けるなどの対策も、ヘッドホン難聴の予防につながります。
その他には、iPhoneをお持ちの方なら自分が聞いた音の音量や何時間聞いたかなどが記録されますので、利用してみると良いでしょう。また、AirPodsやBeatsとのヘッドホン・イヤホンなら何dBかが正確に記録されるので、おすすめです。
Androidは正確性は少し落ちますが、その代わり何dB・何時間までというように自分で制限をかけることが可能ですので是非利用してみてください。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
こうした状況が多くあると、内耳の有毛細胞にダメージを与え、壊れてしまうと元に戻すことはできなくなります。耳鳴りやめまいといった後遺症の可能性も出てきますので、長時間の使用は避け音量を下げ、適度に休憩して耳を休ませることを習慣づけるようにしてみてください。
オーディオ機器を使う機会が多い若い方を中心に、増加傾向にありますのでWHOでも問題視されています。少しでも音の聞こえに不安が出たら、早めに耳鼻咽喉科などの医療機関で、適切な治療を受けることが重要です。
編集部まとめ

現代のコロナ禍の影響もあり、リモートワークやオンラインなどでのやり取りが増えました。こうしたこともヘッドホン難聴を引き起こす要因になっているといわれています。
一度、静かな環境でヘッドホンなどで音楽を聴いてみて、うるさく感じない程度の音量(数値)などを覚えておき、騒音がある場所にいてもそれ以上の音量に上げないようにしましょう。
そして、1時間聴いてからその後30分ほどはヘッドホンやイヤホンを外し、耳を休ませるように心掛けてください。
こうしたちょっとした心掛けで難聴を防ぐことは可能ですので、是非やってみることをおすすめします。

