目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 何に”注意”すると「妊娠高血圧症候群の予防」効果につながる?医師が解説!

何に”注意”すると「妊娠高血圧症候群の予防」効果につながる?医師が解説!

 公開日:2026/01/13
何に”注意”すると「妊娠高血圧症候群の予防」効果につながる?医師が解説!

妊娠高血圧症候群は、妊婦さんの20人に1人は発症するとされており、妊婦さんだけでなく赤ちゃんにとっても危険な状態を引き起こす可能性がある、妊活中・妊娠中の女性にぜひ知っておいていただきたい病気です。

今回は、妊娠高血圧症候群についてQA形式でご紹介します。予防法についても取り上げますのでぜひ参考にしてください。

※この記事はメディカルドックにて『「妊娠高血圧症候群」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

前田 裕斗

監修医師
前田 裕斗(医師)

プロフィールをもっと見る
東京大学医学部医学科卒業。その後、川崎市立川崎病院臨床研修医、神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科、国立成育医療研究センター産科フェローを経て、2021年より東京医科歯科大学医学部国際健康推進医学分野進学。日本産科婦人科学会産婦人科専門医。

妊娠高血圧症候群の予防・注意点

注意書きを見る女性

妊娠高血圧症候群の予防方法を教えてください。

高血圧にならない生活習慣を身につけることが大切です。例えば、以下のようなことを意識してみてください。

  • 塩分は1日6g未満にする
  • アルコールを控える
  • BMI値が25を上回らないよう体重管理する
  • 野菜や果物を積極的に摂取する
  • 有酸素運動を30分以上行う
  • 禁煙する

ご自身のライフスタイルを見直し、上記のような習慣を身につけられるようにしておきましょう。発症のリスクを下げられるかもしれません。
また、妊娠高血圧症候群を発症するリスクの高い人に低用量アスピリンという薬を妊娠初期から飲んでもらうことで発症予防ができるという報告もあります。気になる方は医師に相談してみましょう。

出産後に注意した方が良いことはありますか。

出産後1週間程度は、出産や赤ちゃんのお世話の疲れから血圧が高いままの可能性があります。必要に応じて降圧薬を処方してもらうようにしましょう。
授乳中になるため、赤ちゃんに影響を与えないお薬をもらうことが大切です。産後は赤ちゃんの健康を第一に考えがちですが、ご自身あってこその赤ちゃんであることを忘れず、健康を心がけましょう。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

妊娠高血圧症候群を患うと、妊婦さんも赤ちゃんも危険な状態へと晒されます。
しかし、適切な治療と管理ができていれば、母子ともに健康でいられる可能性が高まります。
過度に心配せず、正しく恐れながら医師の指示に従って治療を進めましょう。妊娠高血圧症候群の原因はまだわかっていませんが、発症リスクが高くなる可能性のある人は判明しています。
高血圧症候群を予防するためには、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
母子に危険が及ぶ場合には、帝王切開による妊娠帰結が必要となる場合もあります。医師やご家族と十分に検討して判断しましょう。

編集部まとめ

赤ちゃんのあし
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に高血圧を発症する病気です。重症になると様々な合併症を引き起こす恐れがあり、生命に関わることもあります。

完治する治療法は確立されていませんが、発症リスクを下げる方法は判明しています。妊活中・妊娠中の方は今一度ご自身のライフスタイルを見直し、改善するようにしましょう。

妊娠高血圧症候群と診断されても、慌てず、医師の指示に従うことが大切です。基本的な治療法としては、安静にし、食事に気をつけるといった生活指導が行われます。

妊婦健診で毎回検査が行われるため、発見が遅れるケースはほとんどありません。しかし、自宅にも血圧を測定できるものがあると安心です。

自宅で血圧を測定した場合には、妊婦健診の際にその報告をしましょう。

妊娠高血圧症候群は妊婦さんの20人に1人は発症するといわれている、発症率の高い病気です。多くの情報を集め、この病気についての知識を深めておくことをおすすめします。

この記事の監修医師

注目記事