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「肉芽腫性口唇炎」は手術で治るのか?放置するリスクも医師が解説!

 公開日:2026/01/25
「肉芽腫性口唇炎」は手術で治るのか?放置するリスクも医師が解説!

特に自覚症状もなく急に唇が腫れてきたのであれば、肉芽腫性口唇炎(にくげしゅせいこうしんえん)の可能性があります。

肉芽腫性口唇炎は再発を繰り返しやすく、症状がひどい場合には顔面麻痺・雛壁舌・サルコイドーシスを伴う場合もあるため注意が必要です。

本記事では、肉芽腫性口唇炎の手術などをご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「肉芽腫性口唇炎」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

肉芽腫性口唇炎の検査方法と手術

説明する医師

肉芽腫性口唇炎の検査方法を教えてください。

まずは症状についての聞き取り生化学検査を行って原因を調べます。検査では、血液検査・尿検査などを行って異常がないかを確認することが一般的です。
異常がなければ、口腔内をチェックして衛生状況を確認します。多くの場合は口腔内の環境が悪いために発症しています。
ただ、肉芽腫性口唇炎は原因が多岐にわたるため、1つ1つ検査して可能性を探っていく検査方法を行うことが一般的です。

外科的な手術を行う場合もあると聞いたのですが…。

場合によっては外科手術を行うこともあり得ます。ただ他の治療法を行って1年以上が経過しているのにもかかわらず、症状が改善しなかった場合に行われるものです。すなわち最後の手段として用いられます。
というのも、肉芽腫性口唇炎は再発性があり、手術をして膨張部分を切除しても、また再発してしまう可能性があるからです。たとえ手術をしても、肉芽腫性口唇炎の原因は除去できません。そのため、手術は他の治療法を試して成果が得られなかった場合に選択されます。
とはいっても、治療が手術にまで至ることはほとんどありません。ごく稀なケースなのでご安心ください。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

肉芽腫性口唇炎は、口唇の粘膜や皮膚に起こる慢性的な炎症性疾患です。免疫系の異常によって、口唇の組織に肉芽腫と呼ばれる小さな腫瘍が形成されることが特徴です。
痛みは感じないことがほとんどですが、自分の目で見えるほどまでに膨張してしまうケースもあり、軽視はできません。場合によっては顔面麻痺・雛壁舌・サルコイドーシスといった難病を併発している場合もあるため、放置せずに医療機関を受診することが大切です。
肉芽腫性口唇炎は再発性が高く、一度治ってもまたできてしまうことがあります。初期のうちは何もせずに治るケースが多いですが、免疫力が低くなる時期と重なると慢性化してしまう恐れがあるため注意しましょう。原因は多岐にわたりますが、適切な治療を受ければ改善します。小さな膨張であっても、早めに受診するようにしてください。

編集部まとめ

肌に悩む男性
痛みはないものの、自分で見えるほど大きく膨張してしまうこともあるのが肉芽性口唇炎の怖いところです。

症状を繰り返すことが多い特徴がありますが、初期のうちはそのままにしても治ってしまう面は注意しなければなりません。

症状に慣れた状態でそのまま放置し続けてしまえば、どこかのタイミングで慢性化してしまいかねません。

口唇が膨張した状態では、外出も食事もままならなくなってしまいます。手遅れになる前に、早めに医療機関を受診することを心がけましょう。

この記事の監修医師

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