「偏平足」放置すると”何のリスクが生じる”かご存じですか?【医師監修】

扁平足とは、年齢による変化や足にかかる大きな負荷によって土踏まずが潰れてしまい、足の裏が平らになった状態をいいます。
扁平足は、激しい運動をする人や長時間の立ち仕事、合わない靴を日常的に履いている人などがなりやすいです。
このように多くの方が悩んでいる扁平足ですが、早めに対策を行うことで症状を抑えたり、完治したりする場合もあります。
今回は、扁平足が体に与える影響もご紹介します。
もし気になる症状がある方がいたら、ここで紹介するトレーニングを実践したり、医療機関に相談したりしましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「扁平足」の症状・原因・セルフチェック法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
扁平足が体に与える影響

扁平足が体に与える影響について詳しく教えてください。
- 足の重だるさを感じやすくなる
- 足の裏が安定しなくなる
- つま先立ちがしにくくなる
- 歩行に障害が出る
- 外反母趾になってしまう
- 後脛骨筋機能不全を引き起こす
扁平足とは、土踏まずがなくなり平らになってしまう状態ですが、この土踏まずは足裏の負荷を軽減させるために非常に重要な役割を果たしています。
つまり、扁平足になってしまうと足の裏への負荷を分散できず、体重を上手に支えられなくなってしまうのです。そうすると、歩行に障害が出たり外反母趾といった足の変形に繋がったりする場合もあります。
扁平足を放置すると姿勢にも影響するのでしょうか。
他にも、偏った筋力や変形の進んだ足で繰り返し歩いていると、足の機能に左右差が生まれます。この状態が続いていると、体のバランスが崩れやすくなってしまうのです。
このように、扁平足を放置すると姿勢にも影響が出てしまうのです。
扁平足は運動神経とも関係するのでしょうか。
その土踏まずの役割には下記の5つがあります。
- 足への衝撃吸収
- 跳躍に関わるばねの働きがある
- 体のバランスを取りやすくする
- 怪我をしにくくなる
- 足が疲れにくくなる
土踏まずの役割はこれほど多くあるのです。そのため、扁平足になり土踏まずが潰れてしまうと、疲れやすく怪我をしやすい上に跳躍力もなくなってしまいます。
結果として、跳ぶ・走る・歩く・立つといった足を使ったスポーツはやりにくくなってしまうのです。つまり、扁平足になるとスポーツのパフォーマンスが低下し、いわゆる運動神経の悪い状態になってしまいます。
このように、扁平足は運動神経の良さと非常に深い関わりがあるのです。
編集部まとめ

ここまで扁平足の症状とセルフチェック方法・扁平足が体に与える影響・治療方法・改善するメリットについて紹介しました。
扁平足は日頃から足を使って生活している私たちなら、誰でもなり得るものです。
扁平足を治すことによって、仕事・スポーツ・趣味など様々な場面でメリットが多くあります。
扁平足による足の重だるさや、歩行時の不安定感に悩んでいる方は自宅で簡単に始められることから意識していきましょう。
治療を早期に開始し、根気強く続けることによって扁平足が完治する場合もあります。
前述で紹介したトレーニングを行っても改善しない場合や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考文献