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「歯肉がん」になると口内に”どんなしこり”ができるかご存じですか?原因も医師が解説!

 公開日:2026/01/14
「歯肉がん」になると口内に”どんなしこり”ができるかご存じですか?原因も医師が解説!

歯肉がんとは口腔がんの1つであり、症例は決して多くはありませんが、最悪の場合命にかかわる病気です。

口の中であるため発見しやすいと思われていますが、あまり知られていないことで発見が遅れてしまうケースが多いのです。

早期発見と早期治療のためには、歯肉がんを正しく理解しておく必要があるでしょう。本記事では、歯肉がんの見分け方と診断方法についてご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「歯肉がん」を発症すると現れる症状・見分けはご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

小島 敬史

監修医師
小島 敬史(国立病院機構 栃木医療センター)

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【経歴】
経歴
2006年3月 慶應義塾大学医学部医学科卒
2008年3月 佐野厚生総合病院 初期臨床研修修了
2008年4月 慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室所属
2013年9月 慶應義塾大学病院 助教として勤務
2018年8月 米国 ノースウェスタン大学耳鼻咽喉科で遺伝性難聴の基礎研究に従事
2021年5月〜 国立病院機構 栃木医療センター 耳鼻咽喉科医長 (現職)
【資格等】
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医、日本耳科学会認定医、補聴器相談医、補聴器適合判定医
所属学会:日本耳鼻咽喉科学会、日本耳科学会、日本聴覚医学会、耳鼻咽喉科臨床学会

歯肉がんの見分け方と診断方法

医療従事者の男女

歯肉がんの見分け方はありますか?

歯肉がんの見分け方は、次のようなものがあります。セルフチェックにも活用できるため、ポイントを押さえておきましょう。

  • 硬いしこりがある
  • 出血しやすい場所がある
  • 口の中や唇に痺れを感じる
  • 入れ歯が合わなくなった
  • 口の中に変色した部分がある
  • 口臭や不快な味を感じることがある
  • 口の中が痛んだりしみる感覚がある

上記のような症状は、見分ける目安となります。少しでも違和感を覚えた場合には歯科医に相談しましょう。歯科医であれば、ご自分では見えない部分も観察した上で診断してくれます。
早期発見ができれば治療も早められるため、上記のような症状を感じた場合には、早めの受診が大切です。

歯肉がんは女性より男性の方が発症しやすいと聞いたのですが…

この病気は、女性よりも男性の方が発症しやすいです。特に40歳以上の男性に多く発症するといわれています。これは、男性の方が先述した飲酒量や喫煙量が多い傾向にあるためです。
その分、口内の細胞を傷つけてがん化させるリスクが高いため、40歳以上の男性に多く発症の報告が上がっています。しかしながら、女性も発症の可能性があります。
口内環境の悪化・歯茎炎症・歯周病などは誰にでも起こり得る症状であり、がんへとつながる可能性が考えられるため女性も注意が必要です。

歯肉がんになりやすい人の特徴が知りたいです。

この病気になりやすい方の特徴としては、飲酒や喫煙以外にも次のようなものが挙げられます。

  • 口内環境が悪い
  • 高齢の方
  • 両親に歯肉がんの方がいる

なりやすい方の特徴の1つが、口内環境が悪い点です。先述した歯周病以外にも、誰しも普段から起こる可能性がある口内炎や感染症などによっても炎症が起こるケースがあります。この炎症ががん化する可能性もあるため、歯肉がんになりやすい方の特徴として挙げられるでしょう。
さらに、高齢の方も特徴に挙げられます。この病気は、男女ともに40歳後半から増加する傾向があるのです。また、両親に歯肉がんを患った方がいる場合もなりやすいといわれています。
この病気は遺伝的な要素もあるため、家族の中で過去に発症した方がいる場合にはリスクが高いと考えた方が良いでしょう。

歯肉がんの診断方法を教えてください。

歯肉がんには、次のような診断方法が用いられます。

  • 視診
  • 細胞採取による検査
  • 画像検査
  • PET検査

診断方法としては、まず歯科医による視診が行われます。歯肉の状態やしこりの有無などを調べて視覚的に状態を確認する方法です。次に細胞を採取して検査を行います。異常が見られる部位から細胞を採取して、がんかどうかを判断する方法です。
治療方法の選択にもかかわるため重要な検査です。画像検査には、レントゲン・CT検査・MRI検査などが挙げられます。視診による判断だけでなく画像検査によって、がんの範囲などを確認します。
診断方法としては、PET検査も代表的です。がんの有無や発生範囲を確認するのに適した方法です。患者様の症状に応じて、このような複数の検査方法を組み合わせて検査を行います。

編集部まとめ

歯科医
歯肉がんは、口内炎や歯周病から発症する可能性がある病気です。男性に多い病気ではありますが、誰しも発症の可能性があるのです。

また、口腔内のトラブルは直接見えにくいことや口内炎だと思い込んで放置する傾向があります。そのため、がん化していても気づかずに放置してしまうケースも少なくありません。

歯肉がんも他のがんと同様に早期発見が非常に大切です。放置することがないように、定期的な健診を受け、違和感を覚えた場合にはすぐに歯科医に相談しましょう。

この記事の監修医師

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