「スキルス胃がん」に”なりやすい人の特徴”とは?前兆となる症状も医師が解説!

スキルス胃がんは通常の胃がんとは違い、内視鏡検査などの肉眼で見る検査では発見しにくいです。胃の壁を硬くしながら拡がっていくのがスキルス胃がんの特徴です。
スキルス胃がんは進行が早く、みつかった時にはすでに転移していることもあり、様々ながんの中でも難治性のがんになります。
しかしスキルス胃がんの症状は一般的な胃がんの症状とあまり変わりはありません。初期段階で症状がでることも少なく、定期健診などで発見されることも多いです。
今回はスキルス胃がんの前兆やなりやすい人の特徴などを詳しく解説していきます。
※この記事はメディカルドックにて『「スキルス胃がん」になると現れる症状・原因・胃がんとの違いはご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
目次 -INDEX-
スキルス胃がんの前兆と検査方法

スキルス胃がんの前兆はありますか。
ただし一般的な胃がんの症状と同じく、がんが進行してくると食欲不振・吐き気・腹痛・消化不良・体重減少・貧血などの症状がでます。胃炎や胃潰瘍のときにもこれらの症状が出ることがありますが、胃炎や胃潰瘍の治療中に胃がんが見つかることも少なくありません。また胃がんが進行すると吐血や黒色便などの症状が現れることがあるので、こうした症状が見られた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
スキルス胃がんを発症しやすい人の特徴を教えてください。
塩分の多い食事や、焼き物・揚げ物などの食品・食物繊維不足、アルコールやタバコはスキルス胃がんのリスクを高める可能性があるので、こうした食生活をしている人は注意が必要です。またスキルス胃がんは遺伝的な要因も関係するとされていますが、はっきりとした因果関係があるとは言い切れないのが現状です。他にも胃潰瘍や胃炎・胃ポリープなどの胃の疾患がある場合はスキルス胃がんのリスクが高くなるとされています。
スキルス胃がんのセルフチェック方法はありますか?
胃がんの早期発見と治療のためには、定期的な健康診断を受けることが重要です。
スキルス胃がんの検査方法を教えてください。
- 上部消化管内視鏡検査:医師が特殊なカメラを用いて食道、胃、十二指腸を観察する検査です。内視鏡検査は、検査時に組織を採取できるため診断にも役立ちます
- CTスキャン:CTスキャンはX線を用いて断層画像を作成し内部の状態を観察する検査で、スキルス胃がんの診断にも有効な検査法の一つです
- PET-CT:PET-CTは放射性物質を体内に注入し、放射線を放出する代謝活性の高い部位を検出する検査です。がんの部位や広がりを調べるのに役立ちます。
スキルス胃がんは早期発見が重要です。普段から健康診断を受けることや症状が出た場合はすぐに医師の診察を受けることが、スキルス胃がんの早期発見につながります。
編集部まとめ

スキルス胃がんは症状が出にくく、症状が出てきた時にはがんが進行している可能性が高いのが特徴です。そのため定期的な健康診断や、胃カメラ検査などを受けることが重要になります。
スキルス胃がんのリスクを減らすためには、ヘリコバクター、ピロリ菌の除菌や健康的な食生活を心がけると良いでしょう。特に塩分の取り過ぎには注意が必要です。また野菜や果物などのバランスの良い食事を心がけることが重要になります。
また適度な運動や禁煙などの生活習慣の改善もスキルス胃がんの予防に役立ちます。胃がんは発症率の高いがんです。
胃がんやスキルス胃がんを予防するためにも、生活習慣を意識して健康診断などをしっかり受けることが大切になってきます。
参考文献