「化膿性リンパ節炎の治療中の注意点」は何かご存じですか?医師が解説!
公開日:2026/01/10

「風邪かな…」と思っていたら、首に大きなしこりができてきた場合には、化膿性リンパ節炎の可能性があります。
化膿性リンパ節炎は、細菌やウイルス感染が原因でリンパ節に炎症が起き、膿が溜まって腫れてしまう病気です。
多くの場合、早期に発見できれば抗生剤の服用のみで回復します。しかし、膿の溜まったしこりが大きくなれば、切開して膿を出すことが必要です。
また、化膿性リンパ節炎によく似た疾患もあります。そのため、早期に適切な診断を受けることが重要でしょう。
今回は、化膿性リンパ節炎の治療法など、詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「化膿性リンパ節炎」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
目次 -INDEX-
化膿性リンパ節炎の治療方法や日常生活での注意点

化膿性リンパ節炎ではどんな治療をしますか?
まずは抗生剤による薬物療法が第一選択となります。
多くの場合、抗生剤の投与により症状の改善がみられます。
しかし、膿瘍と呼ばれる膿の溜まった袋ができてしまっている場合には、抗生剤だけでは効きません。
膿を排出する必要があります。この場合、針を刺して膿を出す「穿刺」という方法や患部を切って膿を出す「切開」という方法が適用されます。
多くの場合、抗生剤の投与により症状の改善がみられます。
しかし、膿瘍と呼ばれる膿の溜まった袋ができてしまっている場合には、抗生剤だけでは効きません。
膿を排出する必要があります。この場合、針を刺して膿を出す「穿刺」という方法や患部を切って膿を出す「切開」という方法が適用されます。
化膿性リンパ節炎の治療期間はどのくらいですか?
化膿性リンパ節炎の場合、5〜14日間の抗生剤投与が必要となります。
投与期間については、重症度や膿瘍形成の有無によって異なります。
また、膿瘍が形成され外科的手術での排出が必要となった場合には、さらに治療期間は延びることになるでしょう。
入院での治療が必要となった場合、膿瘍が形成されていないケースでは入院期間は1週間程度です。
一方、膿瘍が形成されたケースでは、最低でも10日以上の入院が必要で、最長では20日間という報告もあります。
投与期間については、重症度や膿瘍形成の有無によって異なります。
また、膿瘍が形成され外科的手術での排出が必要となった場合には、さらに治療期間は延びることになるでしょう。
入院での治療が必要となった場合、膿瘍が形成されていないケースでは入院期間は1週間程度です。
一方、膿瘍が形成されたケースでは、最低でも10日以上の入院が必要で、最長では20日間という報告もあります。
化膿性リンパ節炎の治療中、もしくは治療後に注意することはありますか?
まず化膿性リンパ節炎の治療中に注意することとしては、処方された薬を指示通りに服用することです。
抗生剤の服用方法を守らなかった場合、耐性菌ができてしまい、抗生剤が効かなくなってしまいます。
そのため、抗生剤の服用を中断したり服用頻度・時間を守らなかったりするのは大変危険です。
処方された薬の用法・用量は必ず守りましょう。
しかし、小児の場合には薬を嫌がって飲まなかったり吐き出してしまったりすることもあるかもしれません。
また、副作用が出ることもあります。そのような場合には、かかりつけ医や薬剤師に相談してください。
とにかく、十分な睡眠や食事を心がけ、症状の改善に努めましょう。治療後も免疫力が低下して再発する可能性も考えられます。
普段から、うがい手洗いなどの基本的な感染対策や規則的な生活を心がけることも重要です。
さらに、化膿性リンパ節炎は口の中の菌が原因で起こる病気でもあります。定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病などは早めに治療しておくと安心です。
抗生剤の服用方法を守らなかった場合、耐性菌ができてしまい、抗生剤が効かなくなってしまいます。
そのため、抗生剤の服用を中断したり服用頻度・時間を守らなかったりするのは大変危険です。
処方された薬の用法・用量は必ず守りましょう。
しかし、小児の場合には薬を嫌がって飲まなかったり吐き出してしまったりすることもあるかもしれません。
また、副作用が出ることもあります。そのような場合には、かかりつけ医や薬剤師に相談してください。
とにかく、十分な睡眠や食事を心がけ、症状の改善に努めましょう。治療後も免疫力が低下して再発する可能性も考えられます。
普段から、うがい手洗いなどの基本的な感染対策や規則的な生活を心がけることも重要です。
さらに、化膿性リンパ節炎は口の中の菌が原因で起こる病気でもあります。定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病などは早めに治療しておくと安心です。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
化膿性リンパ節炎は、細菌やウイルスなどの感染によって引き起こされる炎症性の疾患です。
特に、十分な免疫が獲得できていない乳幼児で多く発症しやすいです。乳幼児の場合、自分の症状を言葉で伝えることは難しいでしょう。
そのため、注意深く全身状態を観察してあげることが重要です。
また、化膿性リンパ節炎は大人でも発症することがあります。この場合、虫歯の放置などが原因となることも多いです。
虫歯や歯周病は放置せず、早めに治療しておくように心がけましょう。
特に、十分な免疫が獲得できていない乳幼児で多く発症しやすいです。乳幼児の場合、自分の症状を言葉で伝えることは難しいでしょう。
そのため、注意深く全身状態を観察してあげることが重要です。
また、化膿性リンパ節炎は大人でも発症することがあります。この場合、虫歯の放置などが原因となることも多いです。
虫歯や歯周病は放置せず、早めに治療しておくように心がけましょう。
編集部まとめ

発熱やリンパ節の腫脹といった症状が現れる化膿性リンパ節炎について解説しました。化膿性リンパ節炎は小さなお子様には発症することが多い疾患です。
乳幼児の場合、自分で違和感や痛みを詳しく伝えることは難しいです。特に、風邪を引いてしまった場合などには、リンパに腫れがないか確認しましょう。
乳幼児の場合、普段と違うと感じるときは早めに受診すると安心です。すみやかに受診してください。
また、大人の場合でも化膿性リンパ節炎を発症することがあります。虫歯や歯周病などが原因となることが多いので、定期的に歯科検診を受けましょう。
参考文献