「痛風性関節炎の日常生活での注意点」はご存じですか?再発予防法も医師が解説!

痛風とは、過剰なエネルギー摂取や運動不足などから発症する病気です。足の先が痛むような症状があり、誰しも発生する可能性がある生活習慣病のひとつです。
そのような痛風の症状の中に、痛風性関節炎があります。主に母趾や膝関節に発症しやすく、早期に発見しなければ強い痛みが伴います。
早期発見のためには、症状や原因をしっかりと把握することが大切です。そこで本記事では、痛風性関節炎の日常生活での注意点もご紹介するので参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「痛風性関節炎」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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痛風性関節炎の注意点

再発するのでしょうか?
しかし、食生活の改善を行わなければ再発の可能性は高いです。そのため、再発を防ぐために、食生活改善と同時に薬を使った予防が大切です。予防のための薬には、次のようなものが挙げられます。
- 尿酸生成抑制薬
- 尿酸排泄促進薬
尿酸生成抑制薬は、プリン体を分解した際に生成する尿酸を、抑制するための薬です。
また、尿酸排泄促進薬は、尿酸を尿の中に混ぜて排泄できるように促すための薬です。
尿酸を過剰に生成しているタイプか、排泄が上手くできていないかといった状況に合わせて、薬を使い分けて予防します。
痛みが起こったときに自分でできるケアはありますか?
関節を休めて、痛みを和らげましょう。また、冷却も有効なケアのひとつです。
強い痛みが生じている場合、患部を冷やすことで痛みを和らげられます。また、お酒は飲まないようにしましょう。
日常生活で注意することを教えてください。
- 食生活の改善
- 飲酒の制限
- 適度な運動
まずは食生活の改善です。プリン体を多く含む食事に気をつけ、摂取量を1日400mg以下を目安に下げるようにすることが大切です。
また、先述したレバーなどの食品以外にも、ショ糖や果糖も発症のリスクを上げるため摂取しすぎないようにしましょう。次に飲酒の制限も行いましょう。
アルコールの中でも、最も症状と関係があるのがビールです。しかし、他のアルコールもプリン体の有無に関わらず発症リスクを上げる可能性があるため、過剰に摂取しないようにしましょう。
適度な運動も必要です。特に肥満の人は運動によって肥満を改善させましょう。ただし、無酸素運動はかえって尿酸値を上げてしまう可能性があります。
運動をするのであれば、有酸素運動を意識して行いましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
強い痛みや腫れが生じ、薬によって一時的に痛みが改善しても、再発する可能性もあります。
そのため、症状が改善したからといって安心せずに、継続的に日常生活でも注意が必要です。
万が一、痛みや腫れが見られる場合には、早めに専門の医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
編集部まとめ

痛風性関節炎は、痛み・腫れ・関節の動きの悪化などの症状が現れます。
症状が現れるまでは、全く気づかないことも多く、夜になって突然強い痛みが現れるケースも少なくありません。
また、薬による治療で一時的に症状が改善しても、再発の可能性があります。そのため、日常生活での食事管理や飲酒制限などの予防が大切です。
万が一、症状が現れた場合や日常生活での予防方法について知りたい際には、専門の医療機関に相談して適切な対応を行いましょう。