目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「内反小趾」の治療は”保険適用”される?治療法も医師が解説!

「内反小趾」の治療は”保険適用”される?治療法も医師が解説!

 公開日:2026/01/21
「内反小趾」の治療は”保険適用”される?治療法も医師が解説!

内反小趾といえば外反母趾と同じく多くの方が抱える足の変形です。

足の小指が内側に曲がる、比較的女性に多い症状ですが、酷くなると歩行にも影響を及ぼす恐れがある内反小趾です。

しかし特に治療することなく放置されている方が多いでしょう。長く放置していると歩行だけでなく、身体のバランスにも影響を及ぼす恐れもあります。

内反小趾はどのようにして起こり、診療科や治療方法はどのようなものなのでしょうか。内反小趾の受診と治療について詳しくご紹介してきます。

※この記事はメディカルドックにて『「内反小趾」の症状・原因・治療方法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師
郷 正憲(徳島赤十字病院)

プロフィールをもっと見る
徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

内反小趾の受診と治療

足の甲を押さえる女性

内反小趾を疑う場合は何科を受診しますか?

内反小趾ではないかと気付いたときには、どの診療科を受診すればいいのでしょうか。足の不調を感じたときは、整形外科を受診してください。まずは足の指の状態を医師が確認し、立った状態で足底のアーチが保たれているのかを確かめます。
その後に足のレントゲンを撮り、足の骨の曲がり具合や身体の重心がどこにあるかなどを計り細かく身体のバランスを診ていきます。ごくまれに骨そのものの異常や先天性の病気が隠れていることもあります。
その場合は必要に応じて遺伝子検査を行うことがあることを覚えておいてください。しかしほとんどは靴など後天的な理由による足の変形です。

治療方法を教えてください。

足の変形が認められても、ほとんどの場合は保存療法となります。足のストレッチや、正しい歩き方の指導を受けて様子を見ていきます。幅の広い靴を履くといいですが、新しく靴を買うと高くつくと感じ、お気に入りの靴をさらに履きたいと考える方もいるでしょう。そのようなときはシューストレッチャーがおすすめです。
シューストレッチャーとは靴の幅を専用の工具で押し広げるものです。靴の専門店に依頼するのが一番いいですが、市販で工具も売っていて自分で足が当たるところを広げられます。靴にあたる骨の部分に痛みが出ないように足用のパットを貼るなど歩きやすい状況を作ることも優先されます。慢性的に痛みがあり歩くのも辛い場合は、薬やテーピングが有効です。
オーダーメイドで自分の足に合ったインソールを購入するのもいいでしょう。オーダーのインソールは他の靴にも使えるので、1つ作っておくのもいいかもしれません。しかし重症の内反小趾である場合は、手術をするという方法もとられます。ただ足の小指の骨は小さく柔らかいため、難しい手術となりますので、慣れた医師を探されるか、詳しい医師を紹介してもらうのもいいでしょう。
かなり痛みが強く、歩くのも困難な場合にご本人の希望により実施されます。ダンサーなど足が大切な職業の方の場合は、早い段階で手術を希望される方もいます。手術は足の指の付け根の骨を切り、正しい位置にずらして固定する方法です。

治療期間はどのくらいでしょうか?

軽度の場合は悪化しないように歩き方や靴のインソールなどで対応することが多いです。しかし重度で手術が必要なこともあるでしょう。その場合は入院となり、手術時間は1~2時間ほどかかります。入院期間は片足で2週間ほど、両足の場合は1カ月ほどの期間を要します。保険が適用されるため、自己負担は3割です。

自分でできるケアはありますか?

痛みがあまりない場合は自分でストレッチをする方法が有効です。足の指を引っ張ったり、広げたりして足の指が動きやすくしましょう。医師の指導に従って歩き方を変えるとよりいいでしょう。ほとんどの方が、この方法で痛みを和らげています。

編集部まとめ

笑顔の医療従事者の女性
内反小趾の症状についてご紹介してきました。変形しやすい足の小指に負荷をかけ続けることで、姿勢が悪くなるだけでなく腰の痛みや歩くことにまで影響を及ぼします。

幅のあるゆったりとした靴でもおしゃれなものがありますので、まずはご自身の体調を優先して靴選びをし、健康的に過ごしてください。

この記事の監修医師

注目記事