「鼠径部痛症候群」の”太もも周りが痛くなる症状”を早く治すには?【医師監修】

鼠径部痛症候群は、サッカーなどキックの動作を頻繁にする方に起こりやすい疾患であるとされています。
鼠径部痛症候群になると、蹴る動作や走行をする際に鼠径周辺部や股関節周囲に痛みが生じます。放置すると、日常生活においても痛みを感じる可能性もある病気です。
今回は、鼠径部痛症候群についての解説をします。
鼠径部や股関節の痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。痛みが生じた場合には、できるだけ早めに専門医に相談をしましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「鼠径部痛症候群」の症状・原因・治療方法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
鼠径部痛症候群の診断と治療について

鼠径部痛症候群はどのように診断しますか?
まずは問診にて、既往歴や自覚症状の程度について確認します。その後、体幹・股関節の柔軟性・股関節可動域の広さの確認をするケースが多いです。
さらに、股関節の内転・外転・屈折・伸展の動作をして、どれほどの痛みが発生するかの確認をします。
鼠径部痛症候群はどのように治療しますか?
鼠径部痛症候群の治療に効果のある運動療法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 関節可動域訓練
- 筋力増強運動
- 動作訓練
関節可動域訓練及び筋力増強運動の代表例としては、伸脚が挙げられます。無理のない範囲で深さを調整しながら、股関節をしっかりと伸ばしていきましょう。
動作訓練には、サッカーでボールをける動きをゆっくりする運動があります。身体全体の対角線を意識し、ゆっくりかつしっかりと足を動かしましょう。
いずれの運動療法も、自分の判断で行うべきではありません。専門医と相談しながら適切な内容と強度で行いましょう。
鼠径部痛症候群を早く治すにはどうしたらいいですか?
また、リハビリ中に痛みが出るようであれば、その動作は適切ではないと判断するべきです。可動域・安定性・協調性の向上をじっくりと目指すことが大切です。
必ず専門医の話を聞き、適切な運動をこなして焦らず対処するようにしましょう。
編集部まとめ

鼠径部痛症候群はスポーツ時に痛みを感じる病気ですが、放置していると日常生活にも支障をきたしてしまう可能性があります。
決して無理をすることなく、専門医の指導内容をしっかりと守り、適切なリハビリを行って治療しましょう。
また、鼠径部痛症候群は再発しやすいことでも知られています。治療後も油断することなく、毎日の柔軟体操を継続するなどして、再発を防止しましょう。
参考文献