「ギャンブル依存症」を疑う「3つのサイン」はご存知ですか?【医師監修】
公開日:2025/12/28

ギャンブル依存症は数ある依存症のうちの1つで、ギャンブルにのめりこんでしまう病気を指します。
借金をするなど、自分や周囲の生活に不利益や迷惑が生じることをわかっていながらも、より大きな刺激を求めてギャンブルを続けてしまうことが特徴です。
今回はギャンブル依存症の、対処方法について紹介しましょう。
気になる症状がある時の相談窓口も複数紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「ギャンブル依存症」の特徴・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)
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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
目次 -INDEX-
ギャンブル依存症の対処方法

身近な人がギャンブル依存症になった場合の対処方法を教えてください。
この病気は本人に自覚症状がなく、周囲の人がカウンセリングを勧めて初めて発覚するケースが多いです。早期に発見できるほど治療が容易になりますので、家族の方などが違和感をおぼえた場合は、早めに本人と病院に向かわれることをおすすめします。
以下に、この病気のサインとして知られるものを紹介しましょう。
以下に、この病気のサインとして知られるものを紹介しましょう。
- 日常のほとんどの時間を賭け事に費やすようになった。
- 賭け事や借⾦に関して嘘をつくようになった。
- 賭け事による借⾦を返すために、さらにギャンブルをするようになった。
これらの行為に気付いたら、たとえ本人が依存症を否定しても、一度専門機関に相談されることをおすすめします。
病院以外に相談できる場所はありますか?
この病気は病院以外に、精神保健福祉センターや保健所など行政機関でも相談と支援を受けられます。また同じ病気を抱える者同士が集まる自助グループでも支援と適切な医療機関を紹介してくれるでしょう。
また、依存症専門サイト「依存症対策全国センター」でも全国の診療機関や自助グループについて調べられます。
また、依存症専門サイト「依存症対策全国センター」でも全国の診療機関や自助グループについて調べられます。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
ギャンブル依存症は本人の自覚なしに進んでいく病気ですが、発見が早いほど治療が容易になります。周囲の方がおかしいと感じたら早めに相談することが大事です。また依存症は国が様々な啓もう活動や相談窓口を設け、その回復を支援しています。
直接病院にかかる以外にも多くの支援の方法があることを覚えておくといいでしょう。
直接病院にかかる以外にも多くの支援の方法があることを覚えておくといいでしょう。
編集部まとめ

ギャンブル依存症は本人の気持ちや性格が原因ではなく、脳の病気です。
本人の自覚なしに症状が進むことが多く、身近な人が発見し、サポートしてあげることが治療・回復のポイントです。
病気の治療には病院だけでなく、行政機関や自助グループも利用できます。
この病気は精神療法や自助グループによる内省活動によって、ギャンブルから離れた生活を手に入れることで回復します。
もし身近な人がパチンコなどのギャンブルや賭け事にのめりこみ過ぎていると感じたら、まずは専門窓口に相談してみることが大切です。
参考文献