「先天性鼻涙管閉塞」に効果的な”マッサージ法”とは?自然治癒の有無も医師が解説!
公開日:2026/01/22

泣いたりあくびをしたりすると涙が出るでしょう。涙とは泣いたりあくびをしたりするときだけに出るのではなく、普段から少しずつ流れているものです。
涙は涙腺から流れて眼球を潤すという役目を果たし、目頭にある涙点と呼ばれる穴に吸い込まれていきます。
先天性鼻涙管閉塞とは涙点に吸い込まれるはずの涙が、鼻涙管という細い管が先天的に閉じた状態になり目に溜まってしまうという症状です。
お子さんがいつも涙目になっている場合、先天性鼻涙管閉塞の可能性があるかもしれません。この記事によって先天性鼻涙管閉塞に対する解決法を参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「先天性鼻涙管閉塞」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
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徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
先天性鼻涙管閉塞のマッサージ方法

先天性鼻涙管閉塞は自然に治ると聞きましたが…。
手術などで治療を行う場合もあるのですべてとはいえませんが、先天性鼻涙管閉塞は高い確率で自然治癒する病気といえるものでしょう。
ただし涙があふれることによって合併症が引き起こされる場合もあるので、そちらの方も注意しておきたいところです。涙があふれ出ること自体も注意すべきものですが、目やにや涙嚢炎、眼瞼炎などの症状があるようなら眼科での検査や治療に連れて行ってあげてください。
ただし涙があふれることによって合併症が引き起こされる場合もあるので、そちらの方も注意しておきたいところです。涙があふれ出ること自体も注意すべきものですが、目やにや涙嚢炎、眼瞼炎などの症状があるようなら眼科での検査や治療に連れて行ってあげてください。
効果的なマッサージ方法を教えてください。
先天性鼻涙管閉塞への効果が期待できるマッサージは涙嚢マッサージといいます。まず、涙嚢マッサージを行う前にやるべきことがあります。マッサージを行う人は指の爪を切り、手を洗って清潔にしておくことです。
準備が整ったらマッサージを行いましょう。目頭の涙嚢の部分を指で足の方向に向けて10回程度押し下げるようにして、涙が排水される管の一番下の部分(涙が詰まる部分)に圧が加わるようにします。これを5〜10回で1セットとして、1日に2〜4セット無理のない範囲で行います。
準備が整ったらマッサージを行いましょう。目頭の涙嚢の部分を指で足の方向に向けて10回程度押し下げるようにして、涙が排水される管の一番下の部分(涙が詰まる部分)に圧が加わるようにします。これを5〜10回で1セットとして、1日に2〜4セット無理のない範囲で行います。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
先天性鼻涙管閉塞という病気は自然に治癒する確率も高く、手術にいたる治療を行うのはそれほど多くありません。涙嚢マッサージを行うことによっても治癒することもあるため、危険のある病気とはいえないでしょう。
しかし涙を気にする赤ちゃんが汚れている手で目を触ったりすることはあるかもしれません。それによって別の病気を引き起こす恐れはあるでしょう。また涙があふれることによる合併症も発症しないとは限りません。
まだ自分で症状を訴えられない赤ちゃんならなおさら注意して見守ってあげたいところです。もし赤ちゃんの涙が止まらないような様子に気付いたときには、眼科での診察に連れて行ってあげてください。
しかし涙を気にする赤ちゃんが汚れている手で目を触ったりすることはあるかもしれません。それによって別の病気を引き起こす恐れはあるでしょう。また涙があふれることによる合併症も発症しないとは限りません。
まだ自分で症状を訴えられない赤ちゃんならなおさら注意して見守ってあげたいところです。もし赤ちゃんの涙が止まらないような様子に気付いたときには、眼科での診察に連れて行ってあげてください。
編集部まとめ

常に涙目になっている我が子の様子を見ると、どうしたのかと不安になってしまうお母さんもいらっしゃることでしょう。そういった原因の1つが先天性鼻涙管閉塞です。
この病気は目に関するものなので、マッサージをするときや目やにを取ってあげる際などは手を清潔にしておくことが重要です。自然治癒でよくなる可能性は高いとはいえ、清潔にすることを心がけましょう。
なお目やにを取るときには柔らかなティッシュなどをぬるま湯で濡らし、目やにを柔らかくしてから優しく拭き取ってあげてください。
参考文献