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赤ちゃんに多い「先天性鼻涙管閉塞」の症状とは?大人もなるのかも医師が解説!

 公開日:2026/01/20
赤ちゃんに多い「先天性鼻涙管閉塞」の症状とは?大人もなるのかも医師が解説!

泣いたりあくびをしたりすると涙が出るでしょう。涙とは泣いたりあくびをしたりするときだけに出るのではなく、普段から少しずつ流れているものです。

涙は涙腺から流れて眼球を潤すという役目を果たし、目頭にある涙点と呼ばれる穴に吸い込まれていきます。

先天性鼻涙管閉塞とは涙点に吸い込まれるはずの涙が、鼻涙管という細い管が先天的に閉じた状態になり目に溜まってしまうという症状です。

お子さんがいつも涙目になっている場合、先天性鼻涙管閉塞の可能性があるかもしれません。この記事によって先天性鼻涙管閉塞に対する解決法を参考にしてみてください。

※この記事はメディカルドックにて『「先天性鼻涙管閉塞」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師
郷 正憲(徳島赤十字病院)

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徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

先天性鼻涙管閉塞の症状と原因

こちらに向かって手を伸ばす赤ちゃん 

先天性鼻涙管閉塞の症状を教えてください。

先天性鼻涙管閉塞での症状としては、涙が涙点に吸収されないことによってあふれ出てしまうことが挙げられます。したがって常に目が涙っぽい感じになっている、または泣いてもいないのに涙があふれ出してきているといった状態になっているでしょう。
さらには涙の流れが停滞してしまうため、目やにが増えることにもなります。こうした状態が続くことによって涙嚢内に感染が生じることもあります。これは涙嚢炎(赤ちゃんの場合は新生児涙嚢炎)といい、目頭の部分が赤く腫れてしまうこともあります。

赤ちゃんがなりやすい病気なのですね…。

「先天性鼻涙管閉塞」と、病名の頭にあるように先天性鼻涙管閉塞という病気は先天的なものであるため、赤ちゃんのときに症状に気づくケースが多いです。
なお先天的ではない涙道閉塞症という病気があり、こちらの場合では加齢に伴って涙道内に老廃物が蓄積することにより詰まってしまい、先天性鼻涙管閉塞と同様の症状が現れることもあります。先天性鼻涙管閉塞と涙道閉塞症では症状の現れる部位やその原因に違いがあります。
しかし、年齢を重ねてからでも同様の症状は現れることがある点には注目しておきたいものです。

発症する原因を教えてください。

先天性鼻涙管閉塞という症状では、鼻涙管が行き止まりになったまま生まれてしまうことが原因です。行き止まりになった部分というのは鼻涙管の途中、主に鼻腔への出口の部分が該当します。
この部分で膜のようなものが残ったまま生まれてくることによって、涙が行き止まりになるという症状が出てくるのです。

大人が発症することもあるのでしょうか?

先天性鼻涙管閉塞では目に見える形で症状が現れるので、お母さんや周りの人が気付いてあげられるでしょう。ですから先天性鼻涙管閉塞が大人になるまで症状に気がつかない、または症状が出ないという可能性はほぼありません。
こうした理由から先天性鼻涙管閉塞は大人が発症することはないといえるでしょう。なお先に述べた涙道閉塞症といった病気では、歳を重ねていくことによって涙道が塞がってしまううなど、先天性鼻涙管閉塞と同じような症状が現れることになるでしょう。
同じような原因と症状ではありますが、やはり先天性鼻涙管閉塞と涙道閉塞症は根本的な原因が違うことから区別される病気といえます。

編集部まとめ

涙を流している子供
常に涙目になっている我が子の様子を見ると、どうしたのかと不安になってしまうお母さんもいらっしゃることでしょう。そういった原因の1つが先天性鼻涙管閉塞です。

この病気は目に関するものなので、マッサージをするときや目やにを取ってあげる際などは手を清潔にしておくことが重要です。自然治癒でよくなる可能性は高いとはいえ、清潔にすることを心がけましょう。

なお目やにを取るときには柔らかなティッシュなどをぬるま湯で濡らし、目やにを柔らかくしてから優しく拭き取ってあげてください。

この記事の監修医師

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