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「社交不安障害」を発症したら何科を受診したらいいの?【医師監修】

 公開日:2025/03/14
社交不安障害の受診と治療

社交不安障害は、ほかの人の注目を浴びる場面で話をしたり食事をしたりする時に、強い不安と恐怖を感じる病気です。

よくあがり症と混同されますが、この病気の場合は1対1の場面などでも症状が現れ、長い期間継続します。

精神療法や薬物療法によって軽快しますが、本人も周囲もなかなか病気に気付きにくいといった特徴があります。

今回は社交不安障害について、診断基準や治療方法について紹介しましょう。

郷 正憲

監修医師
郷 正憲(徳島赤十字病院)

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徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

※この記事はMedical DOCにて『「社交不安障害」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

社交不安障害の受診と治療

医師と患者

社交不安障害を疑う場合、何科を受診すれば良いでしょうか?

精神科やメンタルクリニックを受診しましょう。
ただし不安を感じる要因としてほかの病気が隠れていないか検査するため、血液検査・CT・脳波検査を行うことがありますので、まずは総合病院にかかることをおすすめします。

社交不安障害の診断基準を教えてください。

まずは本人から、これまでの生活で人とかかわる場面において、どのような不安や恐怖を感じたのかしっかりとヒアリングしていきます。併せて性格傾向や苦手なことを調べるための心理テストや、ほかの病気が隠れていないか調べるために血液検査なども行うことが多いです。
最終的にはアメリカ精神医学会によって2013年に出版された精神障害の診断と統計マニュアル「DSM-5」における社交不安障害の判断基準などを参考に、診断を下します。

どのような治療を行うのでしょうか?

治療には精神療法と薬物療法の2種類があります。
精神療法では以下のような治療を行いますので、その一部を紹介しましょう。

  • 社交不安に対する心理教育
  • 否定的な自己イメージを修正するためのビデオによるフィードバック
  • 問題となっている社交場面のトラウマ記憶に対処するための弁別トレーニングや書き換え
  • 社会不安に対する心理教育

一方薬物治療では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬であるSSRIなど、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の投薬による治療を行います。精神療法と薬物療法の併用をするかしないかについてはガイドラインがないため、各医師が判断します。

編集部まとめ

不安な女性
社交不安障害は、人に見られている場面で何かをすることに、強い恐怖や不安を感じる病気です。

家族など身近な人に接する時には症状が現れないため、周囲の人の理解を得づらいといった特徴があります。

精神療法や薬物療法によって軽快する病気ですので、もし人付き合いで辛さを感じている人がいたら、まずは精神科やメンタルクリニックを受診してみましょう。

この記事の監修医師

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