「舌炎を放置」すると何の「リスク」が発生するかご存じですか?予防法も医師が解説!
公開日:2025/11/07

舌炎という病気はあまり知らなくても、口内炎といえばほとんどの人が体験しているのではないでしょうか。 口内炎などを含む舌に起こる炎症を舌炎と呼びます。さまざまな症状があり、原因もさまざまです。 今回は舌炎の予防法や放置するリスクなどについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「舌炎」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
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徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
目次 -INDEX-
舌炎の予防と放置するリスク
舌炎の予防方法を教えてください。
舌炎の予防方法はその原因の多さからもわかるように、多いです。予防方法の主なものを挙げましょう。
予防方法としてはまずストレスを溜めず、体調を整えることが挙げられます。疲労の蓄積からも舌炎が起きてしまうこともあるので、睡眠など充分な休養を取ることも大切です。
ビタミンや鉄分の不足から舌炎を発症することは多いです。バランスの良い食生活を送ることも舌炎の予防に繋がります。
虫歯を治療することはもちろん、定期的なメンテナンスや歯磨きなど口腔内を常に清潔に保つことも舌炎の予防には重要と考えられます。
- ストレスを溜めない
- 疲労を蓄積させない
- バランスの良い食事を摂る
- 口腔内を清潔に保つ
- 虫歯などの治療やメンテナンスはしっかり行う
予防方法としてはまずストレスを溜めず、体調を整えることが挙げられます。疲労の蓄積からも舌炎が起きてしまうこともあるので、睡眠など充分な休養を取ることも大切です。
ビタミンや鉄分の不足から舌炎を発症することは多いです。バランスの良い食生活を送ることも舌炎の予防に繋がります。
虫歯を治療することはもちろん、定期的なメンテナンスや歯磨きなど口腔内を常に清潔に保つことも舌炎の予防には重要と考えられます。
市販薬を使用しても良いのでしょうか?
状況に応じて市販薬を使用することは悪くありません。口内炎の場合など塗布するタイプやパッチタイプの市販薬が販売されており、痛みを軽減するためには使用すると良いでしょう。
その際は口内炎・舌炎と明記された市販薬を選ぶようにしてください。口腔内の腫れや炎症を抑えるうがい薬も効果的です。
舌炎の中には真菌の感染から起きるものもあるので、舌全体が白っぽく炎症や腫れが広範囲に渡る場合は市販薬が逆効果になることがあります。
状況によって不安に感じるときは自己判断せずに受診してください。
その際は口内炎・舌炎と明記された市販薬を選ぶようにしてください。口腔内の腫れや炎症を抑えるうがい薬も効果的です。
舌炎の中には真菌の感染から起きるものもあるので、舌全体が白っぽく炎症や腫れが広範囲に渡る場合は市販薬が逆効果になることがあります。
状況によって不安に感じるときは自己判断せずに受診してください。
舌炎を放置するリスクを教えてください。
舌炎自体は放置することで命に関わる病気ではない場合が多いのですが、痛みや違和感が続くことから悲観的な感情を持つ人もいます。
舌炎と思って放置していたら舌がんだったなどという例も稀ですがあるのです。1ヶ月経過しても改善しないような口内炎の場合は悪性腫瘍の可能性も考えられるので注意が必要です。
また舌の炎症だけでなく内臓の病気が舌に現れていることもあるので、舌炎が長引く・舌の色がおかしいなどの症状があるなら早めの受診をおすすめします。
舌炎と思って放置していたら舌がんだったなどという例も稀ですがあるのです。1ヶ月経過しても改善しないような口内炎の場合は悪性腫瘍の可能性も考えられるので注意が必要です。
また舌の炎症だけでなく内臓の病気が舌に現れていることもあるので、舌炎が長引く・舌の色がおかしいなどの症状があるなら早めの受診をおすすめします。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
舌の炎症といってもさまざまな症状が有り、多くの人が経験する口内炎から原因が解明できない舌痛症もその疾病の中に含まれます。
痛みで食事が摂りにくい場合もあり辛い思いをされている人もいることでしょう。舌炎は通常数日で痛みが改善して治癒する病気です。
ただあまり長引くようなら歯科口腔外科や耳鼻咽喉科に受診して、他の病気が隠れていないか確認することも大切です。舌痛症の場合は特に数か月症状が改善せず、心身ともに影響を与えてしまうことも考えられます。
自己判断で放置せずに受診することで症状が軽くなることも多いです。早めに受診して悲観的にならないように治療しましょう。
痛みで食事が摂りにくい場合もあり辛い思いをされている人もいることでしょう。舌炎は通常数日で痛みが改善して治癒する病気です。
ただあまり長引くようなら歯科口腔外科や耳鼻咽喉科に受診して、他の病気が隠れていないか確認することも大切です。舌痛症の場合は特に数か月症状が改善せず、心身ともに影響を与えてしまうことも考えられます。
自己判断で放置せずに受診することで症状が軽くなることも多いです。早めに受診して悲観的にならないように治療しましょう。
編集部まとめ
舌炎には多くの種類があり、原因もさまざまです。話すときにも食事するときにも舌は重要な役割を果たします。
痛みや違和感があると食事が摂りにくい、など日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
ストレスや疲労の蓄積から口内炎などの舌炎になる場合もあるので、日頃から疲労を溜めないよう睡眠時間などもしっかりと取るよう注意してください。
バランスの良い食事を心がけ、口腔内を清潔に保つことなどで発症を予防することもできます。生活習慣を見直すことも大切です。
舌炎の症状が長引くときには他の病気が潜んでいる可能性もあるので、早めに受診されることをおすすめします。