「足蹠多汗症の予防法」は何かご存じですか?セルフケア法も医師が解説!
公開日:2025/11/24

足が蒸れて臭いが出る・靴下が手放せない・常に靴下の替えが必要…など、足の汗に対し悩みを抱えている方もいるでしょう。
もしかしたら、足の裏から大量に汗が出る足蹠多汗症(そくしょたかんしょう)かもしれません。
多汗症は脇・手のひらだけでなく足の裏でも起こります。多汗症は病気であり、病院で治療できる病気です。
そこで今回は足蹠多汗症の予防法を詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「足蹠多汗症」とは?足の汗で悩んでいませんか?対処法などを医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
目次 -INDEX-
足蹠多汗症の予防とセルフケア

足蹠多汗症を予防する方法はありますか?
足蹠多汗症は交感神経が優位になっている可能性が高いと考えられています。そのため、予防としては交感神経が優位にならないようにするとよいでしょう。
身近な予防法といえば、食生活の見直し・生活習慣の改善です。刺激になる食べ物(香辛料・酸味・カフェインを含む飲み物など)は交感神経を高める可能性があるため控えましょう。
禁煙習慣がある方も禁煙したり本数を減らしたりするのも1つです。タバコに含まれるニコチンが交感神経を高める可能性があるといわれています。
あとはリラックスする時間を設けてください。ストレスを溜めないことは難しいですが、リラックスする時間があることでストレスを軽減でき交感神経の抑制につながるでしょう。
身近な予防法といえば、食生活の見直し・生活習慣の改善です。刺激になる食べ物(香辛料・酸味・カフェインを含む飲み物など)は交感神経を高める可能性があるため控えましょう。
禁煙習慣がある方も禁煙したり本数を減らしたりするのも1つです。タバコに含まれるニコチンが交感神経を高める可能性があるといわれています。
あとはリラックスする時間を設けてください。ストレスを溜めないことは難しいですが、リラックスする時間があることでストレスを軽減でき交感神経の抑制につながるでしょう。
自宅でできるセルフケア方法を教えてください。
前述のとおり、食生活の見直し・生活習慣の改善も自宅でできるセルフケアの1つです。その他に、睡眠時間を確保するのも自律神経を整えるケアにつながります。
最近睡眠時間が取れていないと思い当たる節がある方は、自律神経を整えるためにも少しでも早く就寝するよう日常生活を見直してはいかがでしょうか。
最近睡眠時間が取れていないと思い当たる節がある方は、自律神経を整えるためにも少しでも早く就寝するよう日常生活を見直してはいかがでしょうか。
靴下や靴はどのようなものを選んだらよいですか?
大量の汗をかくため靴下は必須ですが、汗を吸収しやすい天然素材の靴下がおすすめです。綿は2倍、毛は3倍の汗を吸収します。靴は通気性のよいものを選ぶとよいでしょう。
靴も天然素材の靴がおすすめです。しかし、技術の進歩にて合成皮革でも通気性のよいものがあるため、そちらを選ぶのも1つでしょう。
靴も天然素材の靴がおすすめです。しかし、技術の進歩にて合成皮革でも通気性のよいものがあるため、そちらを選ぶのも1つでしょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
汗=不潔と思われ、周囲の方を不快にさせているのではと悩んでいる方もいるでしょう。また、病院へ行くことで恥ずかしさや不安を覚える方もいるでしょう。
しかし、汗の量を抑え改善できる治療法はあるため、不安になることはありません。
継続的な治療が必要ではあるものの、続けることで汗をコントロールし汗に対する不安を取り除けるでしょう。そのためにも、一度診察を受けるようおすすめします。
しかし、汗の量を抑え改善できる治療法はあるため、不安になることはありません。
継続的な治療が必要ではあるものの、続けることで汗をコントロールし汗に対する不安を取り除けるでしょう。そのためにも、一度診察を受けるようおすすめします。
編集部まとめ

足の裏に大量の汗をかく足蹠多汗症について解説しました。精神的に苦痛を感じたり恥ずかしさのあまり医師の診察すら拒んでしまったりしがちでしょう。
原因は未だに不明であるものの、治療方法は確立しています。適切な治療をすることで、汗に対する不安や精神的苦痛を和らげることは可能です。
特に日常生活に支障をきたすほど汗が大量に出る場合は、一度医師にみせることをおすすめします。診察を受けることで心にゆとりができ、精神的負担も減ることでしょう。