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怪我や病気で感じる痛み「疼痛」の対処法はご存じですか?医師が解説!

 公開日:2025/11/17
怪我や病気で感じる痛み「疼痛の対処法」はご存じですか?医師が解説!

疼痛とは怪我や病気で感じる痛みや辛さのことをいいます。言葉に表すことのできない痛みや感覚もあるでしょう。

そのために周りの人に痛みや辛さが伝わりにくく、より辛い思いをされる方も多いのです。
今回は特に神経障害性疼痛について解説していきます。治療法や痛みに対する対処法も紹介しています。

誰にもわかってもらえないと、痛みや辛さで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

※この記事はメディカルドックにて『「疼痛」の痛みの特徴・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

プロフィールをもっと見る
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

疼痛の対処法

薬剤師

疼痛で市販の鎮痛薬を飲んでもいいですか?

強い痛みを感じるときには、少しでも早く痛みを緩和したい思いから市販の鎮痛薬を使用することもあるでしょう。結論をいうと市販の鎮痛剤を使用して悪いということはありません。
ただ疾病によっては市販の鎮痛剤が効きにくい場合もあり、副作用が考えられるものも少なくありません。医師の診断により処方される鎮痛剤を服用することで、より安心できることは確かです。
市販の鎮痛剤であっても薬剤師に相談した上で自分に合うものを選ぶことが大切です。また服用方法を理解した上で、容量用法を守り使用するようにしてください。

疼痛があるときの過ごし方を教えてください。

疼痛のあるときにはどうしても痛みのことだけに神経が集中してしまい、その結果どんどん痛みが増してしまいます。
できるだけ気持ちを痛みの他に向けることが大切なのです。好きなことに熱中しているときには痛みを忘れているということがあるでしょう。
疼痛があるときに楽しく過ごすことは難しいでしょうが、できるだけ興味のあることをしながら過ごすようにしてください。気持ちを明るく持つことで痛みが軽減することもあるのです。
痛みにばかり集中してしまうとそれが大きなストレスになってしまうので、前向きに少しでも痛みを忘れられる時間を作り、過ごすことが大切です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

さまざまな痛みに悩まされている人は多いものです。特に神経障害性疼痛は痛みの原因が見えない分、辛い思いをされることが多いでしょう。
原因を探り適切な治療を行うことで痛みを緩和させることは可能です。神経障害性疼痛であっても痛みを我慢するのではなく、徐々に脳をコントロールし痛みを取り除くことを目指しましょう。

編集部まとめ

人差し指を立てる女性
疼痛には大きく分けて、急性疼痛と慢性疼痛の2つに分けられます。

急性疼痛は脳に伝わった痛みが怪我や病気のシグナルとして安静を促し、免疫反応を促進する効果のある痛みです。

慢性疼痛は怪我や病気が治癒した後にも続く痛みをいい、特に神経障害性疼痛は解明できない痛みも多く長く続くほどに心をむしばむこともあるのです。

痛みを我慢するのではなく、しっかりと痛みに向き合い自分の痛みに合った治療方法を探すことで必ず解決の糸口は見つかります。

前向きに好きなことを考えて身体を動かしながら日常生活を過ごすことも、痛みによるストレスを回避する1つの方法です。

この記事の監修医師

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