「盲腸」の初期症状はご存知ですか?原因も解説!【医師監修】
公開日:2025/03/21

耳にすることも多い盲腸という病気は、正式には急性虫垂炎といいます。
大腸の一部分である虫垂が炎症を起こす病気で、盲腸になった経験のある人も少なくないかもしれません。
誰しもが発症する可能性がある盲腸ですが、実は命に関わるリスクもあります。
発症の原因・症状・初期症状・なりやすい層など、盲腸について理解を深め、万が一の場合に適切な対応ができるように備えていきましょう。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
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徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
※この記事はMedical DOCにて『「盲腸」になると現れる症状はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
目次 -INDEX-
盲腸の原因と症状
盲腸とは何ですか。
盲腸は、正式には急性虫垂炎といいます。緊急手術を必要とする頻度も多く、速やかな診断・治療を必要とする急性腹症の1つとしても知られています。
虫垂は大腸の一部分であり、右下腹部に位置する細く小さな臓器です。腹部の右下あたりの大腸の初めの部分を盲腸といいますが、虫垂は盲腸からぶら下がるような形で細長く飛び出しています。
この虫垂に炎症が生じた状態がいわゆる盲腸、急性虫垂炎です。
虫垂は大腸の一部分であり、右下腹部に位置する細く小さな臓器です。腹部の右下あたりの大腸の初めの部分を盲腸といいますが、虫垂は盲腸からぶら下がるような形で細長く飛び出しています。
この虫垂に炎症が生じた状態がいわゆる盲腸、急性虫垂炎です。
盲腸の原因を教えてください。
便・リンパ組織・腫瘍などによって詰まることで細菌感染をきたすことが盲腸の原因と考えられていますが、はっきりとした原因は解明されていません。
ストレス・ウイルス感染・疲労なども盲腸の原因として挙げられることがありますが、こちらも原因としてはっきり解明されたわけではありません。
ストレス・ウイルス感染・疲労なども盲腸の原因として挙げられることがありますが、こちらも原因としてはっきり解明されたわけではありません。
若年者の方が発症しやすいと聞いたのですが…。
盲腸の発症は、10~20代の若年者に多い傾向があります。
ただし、子供から大人まで発症する可能性がある病気です。2~3歳で発症する人もいれば高齢で発症する人もいます。
ただし、子供から大人まで発症する可能性がある病気です。2~3歳で発症する人もいれば高齢で発症する人もいます。
初期にはどんな症状があらわれますか。
盲腸の初期症状は、腹痛・発熱・吐き気・嘔吐・食欲低下などが挙げられます。
初期には心窩部痛が現れることも多く、腹部を押してもあまり痛くないため胃腸炎と診断されてしまうこともあります。その後2~3日経つと、右下腹部に痛みが移動するケースが多いです。
患部を押すと痛みを感じるようになり、歩くと響くような症状が出てきます。これらが典型的な症状といえますが例外もあり、症状の現れ方に個人差があるのも盲腸の特徴です。
子供・高齢者・妊婦など、典型的な症状がみられなかったり自覚症状がなかったりする場合もあります。そのため、診断が難しいケースも少なくありません。
初期には心窩部痛が現れることも多く、腹部を押してもあまり痛くないため胃腸炎と診断されてしまうこともあります。その後2~3日経つと、右下腹部に痛みが移動するケースが多いです。
患部を押すと痛みを感じるようになり、歩くと響くような症状が出てきます。これらが典型的な症状といえますが例外もあり、症状の現れ方に個人差があるのも盲腸の特徴です。
子供・高齢者・妊婦など、典型的な症状がみられなかったり自覚症状がなかったりする場合もあります。そのため、診断が難しいケースも少なくありません。
症状が進行するとどうなりますか。
虫垂の炎症が進行すると、虫垂が破れて内部の膿が腹部の中で広がる恐れがあります。周囲に膿が溜まる回盲部周囲膿瘍・お腹の中に膿が広がってしまう汎発生腹膜炎などになると、命にも関わるため注意が必要です。
また、症状が進行すると痛みも強くなります。盲腸が進行すると、歩いたり話したりと身体に振動が加わるだけで右下腹部に強い痛みが響くようになります。
腹膜刺激症状といって右下腹部の腹筋が緊張によってお腹が硬くなる症状がみられる場合も多いです。腹膜炎を発症すると命にも関わる重篤な状態に陥ります。盲腸を発症した場合は、腹膜炎を起こす前に治療することが重要です。
また、症状が進行すると痛みも強くなります。盲腸が進行すると、歩いたり話したりと身体に振動が加わるだけで右下腹部に強い痛みが響くようになります。
腹膜刺激症状といって右下腹部の腹筋が緊張によってお腹が硬くなる症状がみられる場合も多いです。腹膜炎を発症すると命にも関わる重篤な状態に陥ります。盲腸を発症した場合は、腹膜炎を起こす前に治療することが重要です。
編集部まとめ
盲腸は胃腸の病気の中で耳にすることも多く、知っている人も多い病気といえます。
盲腸を経験した人も多いため、大事に至らない病気と考えている人も少なくないかもしれません。
しかし、盲腸は放置しておくと腹膜炎につながる恐れがあり、命に関わります。
また、はっきりとした原因・予防方法が解明されていないことから、発症を防ぐことが難しい病気でもあります。
腹膜炎を起こす前に盲腸に気付き、適切な治療を受けることが大切です。腹部の異変・痛みを感じたら我慢せずに医師の診察を受けるようにしましょう。