【気づかないうちに感染も?】「C型肝炎」の予防法と感染後の注意点も医師が解説!
公開日:2025/12/19

ウイルス性と聞くと心配になるのが、感染経路やどんな経過を辿るのかということではないでしょうか。知っておくと心構えができることでしょう。
ここでは、C型肝炎の主な感染経路・症状・予防法について紹介します。また、検査を受ける時期や検査方法についても紹介するので参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「C型肝炎」の症状・感染経路はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
C型肝炎の予防法・生活上の注意点

C型肝炎は予防できますか?
C型肝炎は、主に感染した方の血液を直接触ることで感染するといわれています。そのため、基本的には他人の血液を直接触らなければ予防といえます。他人の歯ブラシやカミソリを使わないようにすることも予防の1つです。
また、他人の血液を清掃しなければいけない場合は、ゴム手袋を着用して肌に直接血液が触れないようにし、着用したゴム手袋は袋に密封して処分するようにしましょう。
また、他人の血液を清掃しなければいけない場合は、ゴム手袋を着用して肌に直接血液が触れないようにし、着用したゴム手袋は袋に密封して処分するようにしましょう。
感染後に日常生活で注意すべきことを教えてください。
感染後は定期的に医療機関で検診を受け、肝臓とウイルスの状態を調べるようにしてください。また、過度の飲酒や肥満は肝臓に負担がかかり、肝炎のリスクを上げてしまうおそれがあります。飲酒はなるべく控え、できる限り肥満に気をつけるようにしましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
C型肝炎は感染リスクが低いとはいえ、まだ根絶されていない病気です。まだ一度もC型肝炎の検査を受けていない方は、なるべく受けるようにしましょう。
検査自体は血液検査だけと比較的容易です。住民検診や健康診断に含まれている場合が多いので、そういった検診に項目があった場合には積極的に選んでみると良いでしょう。
検査自体は血液検査だけと比較的容易です。住民検診や健康診断に含まれている場合が多いので、そういった検診に項目があった場合には積極的に選んでみると良いでしょう。
編集部まとめ

現在、日本ではC型肝炎にかかっている方が約100万人ほどいると考えられています。感染経路がわかっているケースはあまり多くありません。
そのため、どんな方であっても一度はC型肝炎の検査を受けることを推奨されています。検査自体は血液検査だけなので比較的容易です。
すぐ近くに感染者がいても、感染経路は血液だけなので、日常生活を共に過ごしていても感染することはありません。過度な心配はしないようにするのが大切です。