「梅毒は再度感染するのか」ご存じですか?予防法も医師が解説!
公開日:2025/11/15

梅毒とは、性感染症の一種であり、近年感染者が増えている病気です。誰でもかかる可能性があるため、注意が必要です。 しかし、具体的な症状や感染経路など、どのような病気なのかを知らない方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、梅毒の予後と予防方法について詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「梅毒」の症状・初期症状・感染経路はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
磯野 誠(医師)
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医療法人社団太公会 我孫子東邦病院所属
2006年防衛医科大学校卒業、 2013年防衛医科大学校医学研究科、 2015年Heinrich Heine大学泌尿器科学講座(ドイツ連邦共和国)留学、 2023年 所沢いそのクリニック開院
2006年防衛医科大学校卒業、 2013年防衛医科大学校医学研究科、 2015年Heinrich Heine大学泌尿器科学講座(ドイツ連邦共和国)留学、 2023年 所沢いそのクリニック開院
目次 -INDEX-
梅毒の予後と予防
梅毒は完治するのでしょうか?
この病気は、継続して治療を行えば完治させることが可能です。
しかし、完治する時期には個人差があります。十分な治療を行ったとしても、効果が現れるまでの時間は差があるのです。そのため、定期的に治療を進めて検査を受け、随時症状の進行具合を知ることが大切です。定期的な検査を受けていれば、治ったことを確認することができます。
また、この病気に感染していると、HIVに感染しやすくなることがわかっています。HIVに感染していないかを検査を受けて確認し、きちんと問題ないかを調べることが重要です。
しかし、完治する時期には個人差があります。十分な治療を行ったとしても、効果が現れるまでの時間は差があるのです。そのため、定期的に治療を進めて検査を受け、随時症状の進行具合を知ることが大切です。定期的な検査を受けていれば、治ったことを確認することができます。
また、この病気に感染していると、HIVに感染しやすくなることがわかっています。HIVに感染していないかを検査を受けて確認し、きちんと問題ないかを調べることが重要です。
再度感染することもあるのでしょうか?
この病気は、一度完治した場合でも、再度感染する可能性があります。
治った方の血液中には一定の抗体がありますが、完全に予防できるわけではありません。そのため、一度治った方でも、感染者との性行為を行えば、再び感染する可能性があります。
性行為の際には適切な予防が必要であり、お相手の感染を治すことも大切です。
治った方の血液中には一定の抗体がありますが、完全に予防できるわけではありません。そのため、一度治った方でも、感染者との性行為を行えば、再び感染する可能性があります。
性行為の際には適切な予防が必要であり、お相手の感染を治すことも大切です。
梅毒を放置するリスクを教えてください。
この病気は、症状が段階的に進んでいきます。発疹や腫瘍ができるのみで、軽度なものと印象を持っている方もいるかもしれません。
しかし、放置すると心臓などに重大な合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。大動脈破裂や痴呆、記憶障害や思考力の低下を起こす可能性があるのです。
そのため、完治したことを確認せずに、自己判断で治療を中断しないようにしましょう。
しかし、放置すると心臓などに重大な合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。大動脈破裂や痴呆、記憶障害や思考力の低下を起こす可能性があるのです。
そのため、完治したことを確認せずに、自己判断で治療を中断しないようにしましょう。
梅毒の予防方法を教えてください。
この病気の予防方法は、不特定多数の方との性交渉を避けることです。不特定多数との性行為を行うと、粘膜接触の機会が増えてしまい、その分感染のリスクが高まります。
また、性行為の際にコンドームを使用することも効果的な予防方法です。直接の粘膜接触を避けることができるためです。
しかし、コンドームは完全に予防できる方法ではありません。性器以外の粘膜や傷からの感染があるため、コンドームだけではそれらの感染経路を防げないのです。
過信しすぎることなく、異変を感じた場合には早期治療を行うことが、感染拡大を防止する方法のひとつです。
また、性行為の際にコンドームを使用することも効果的な予防方法です。直接の粘膜接触を避けることができるためです。
しかし、コンドームは完全に予防できる方法ではありません。性器以外の粘膜や傷からの感染があるため、コンドームだけではそれらの感染経路を防げないのです。
過信しすぎることなく、異変を感じた場合には早期治療を行うことが、感染拡大を防止する方法のひとつです。
最後に、読者にメッセージをお願いします。
この病気は、近年感染者が増えている病気であり、感染経路は多岐にわたり、誰しも感染の可能性がある病気です。
潜伏期間があるなど、症状の度合いによっては感染が見つけられない場合があります。しかし徐々に症状が悪化し、最悪の場合は心臓などの合併症を引き起こす可能性があるため、異変を感じた場合には早期治療が必要です。
再発の可能性はありますが、早期治療を行えば確実に治せる病気のため、異変を感じた場合には専門の医療機関を受診しましょう。
潜伏期間があるなど、症状の度合いによっては感染が見つけられない場合があります。しかし徐々に症状が悪化し、最悪の場合は心臓などの合併症を引き起こす可能性があるため、異変を感じた場合には早期治療が必要です。
再発の可能性はありますが、早期治療を行えば確実に治せる病気のため、異変を感じた場合には専門の医療機関を受診しましょう。
編集部まとめ
梅毒は、昔の病気ではありません。現在も感染者が増えている病気であり、感染拡大を防ぐため、再感染を防ぐためには正しい予防と治療が大切です。
万が一感染しても、早期に治療することができれば、症状を悪化させず完治させることも不可能ではありません。
症状を見逃して、発見が遅れてしまうようなことを避けるためにも、正しい知識を身につけて感染と悪化を防ぎましょう。
参考文献