「糖質」制限しすぎると”体臭・口臭がきつく”なる?過不足で現れる症状を解説!

糖質を摂り過ぎたり不足したりするとどうなる?メディカルドック監修医が、過剰摂取による眠気や不足による集中力低下などの症状を詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「糖質の一日の摂取量」はご存知でしょうか?不足すると現れる症状も管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
流田 春菜(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「糖質」とは?

私たちの生命を維持するのに必要なエネルギーをつくりだす栄養素には炭水化物・脂質・たんぱく質があります。その一つである炭水化物から食物繊維をのぞいたものを糖質といい、主食(ご飯・パン・麺・芋類)や菓子類、清涼飲料水などに含まれています。
糖質を摂り過ぎると血糖値が急上昇し、過剰になった糖質は中性脂肪に変化し肥満の原因になります。逆に、極端な糖質制限や不規則な食事によって低血糖を起こすことがあり、注意が必要です。過剰に摂取したり制限したりせず、適度な摂取を心がけましょう。
糖質を過剰摂取すると現れる症状

眠気
摂り過ぎた糖質を血液から細胞に取り込む際に血糖値が急激に低下し、それにより強い眠気を感じます。安く早くお腹いっぱいになれるからといって、ラーメンとチャーハン、うどんとおにぎり、のような糖質同士の組み合わせの食事は避けた方がいいでしょう。
空腹感
過剰な糖質を処理するためインスリンが大量に分泌され血糖値が低下します。するとグレリンという食欲を増進するホルモンが分泌され空腹感を感じるようになります。食べたはずなのになんだか口さみしいときは、糖質の摂り過ぎかもしれません。
免疫低下
過剰な糖質摂取は腸内環境に影響を与える可能性があり、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
糖質が不足すると現れる症状

集中力の低下
糖質が不足すると低血糖状態になります。糖質は脳のエネルギー源になるため、血糖値が低下するとボーッとしてしまいます。
体臭・口臭がきつくなる
エネルギー源である糖質が不足すると、私たちの体は脂肪を分解しエネルギーを作り出そうとします。その際にケトン体という酸性物質ができ、ツーンとしたケトン臭が発生します。汗や呼気として排泄されるため、体臭や口臭がきつくなることがあります。
筋肉の機能低下
糖質が不足するとエネルギー源にできないので、筋肉からタンパク質を分解してエネルギーを作ろうとします。それにより筋肉の疲労感を感じることがあります。適正な量の糖質を摂取すると、タンパク質よりも優先して糖質がエネルギーに変換されるため、筋肉量を維持することができます。
「糖質の一日の摂取量」についてよくある質問

ここまで糖質の一日の摂取量を紹介しました。ここでは「糖質の一日の摂取量」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
白米の糖質の量は多いですか?
流田 春菜
精白米を見ると、食品100gあたりでは単糖当量として38.1gの糖質が含まれています。1食分では、コンビニおにぎり2個(約200g)で76.2gとなります。食パン(6枚切り)1枚が28.9gと、食パンの方が糖質が低いのですが、脂質や添加物も含まれていることが気になります。献立を考えたときにバランスの良くなる和食がおすすめです。
糖質50gはどれくらいの量ですか?
流田 春菜
ごはん軽くお茶碗1杯(130g)、食パン2枚(6枚切り)、うどん1玉(ゆで250g)が糖質50gに該当します。他にサイダーやオレンジジュースなどの清涼飲料水は500ml、スポーツドリンクは1000ml、柿や梨は2個に糖質50gが含まれています。
まとめ
摂り過ぎた糖質はエネルギーに変換されずにグリコーゲンや中性脂肪となります。糖質が不足したときにはこれらの貯金を切り崩しますが、糖質の多い食事が続くと、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。血糖値が高い状態が続くことで血管が傷つき、脂質異常症、動脈硬化を引き起こすこともあります。かと言って、極端に糖質を制限してたんぱく質や脂質を多く摂取することは望ましくありません。栄養素はチームで働きます。特定の食品ばかりを食べることなく、様々な食品から満遍なく栄養素を摂取することを心がけましょう。